なんか、あれ

なんか、あれ

｢次の教科なに？　うわ英語とか今日工藤じゃん。あいつうざいんだよなー。めんどくっさ。｣

そう言って俺は、机の中から英語の教科書を取り出した。その時気づいた。今日提出のプリントを忘れた。あー、うっざなんで今日提出なんだよ。

｢あっれー？黒田くんプリント忘れた？意識低いよ！しっかり!｣

｢あ？うるさい、黙れ純。はぁー、もうどうすっかな。お前プリント貸せよ。｣

｢なにその超理不尽。お前の物は、俺の物的な。｣

いいから貸せよ。そう言い純のプリントを奪おうとしたとき、チャイムがなった。

｢良かったな純。プリント取られずにすんで。｣

｢どの口が言うんだよ。｣

がららら　

きょーつけ。礼。お願いしまーす。

あー、本当に嫌なんだよなこの人。なんでかって？まぁ授業終了10分前になったら分かるよ。

そして授業終了10分前…

｢はいじゃあーここ分かる人?｣

しーん

誰か手あげろよ。あいつキレんだろ。

ダン!!、すごい音がすると同時にあいつが黒板を叩いた。

｢まぁ分かるわけないですよねー💢。君たちの頭じゃ。ここの答えは～～～ですよ。テストに出やすいので覚えといてください。｣

うん今日もキレたね。本当にぶん殴りたい。

ってかあいつ教師失格だろ。

キーンコーンカーンコーン

きょーつけ。礼。ありがとうございましたー

｢やっと地獄が終わったー。｣

｢ほんとそれな。｣

俺の独り言に言葉を返してくれたのは…

誰だっけ？