みすぼらしく愛し、不器用に憎む、優雅で美しい小説たち

 彼女の小説に出てくる人物は、とにかくボロボロな人が多いです。しかし、そのボロボロで、自分のエネルギーをどんどん放出しながら人を愛し、生きる姿に、リアルな人間と、小説としての美しさ、色気を感じるのです。

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