『貴方の明るい音が一番好きだった』静かに泣ける、純文学。

タイトルとあらすじはまるでこの小説の素晴らしさを表わせていない。

一文一文、主人公の猫の想いが込められていて、飼い主の変化と猫の変化を器用に、しかし間接的に表している。読んでいると、まるでこの猫のペースに合わされているようにゆったりと時間が進み、最後まで読み切ってしまいました。まさに猫です。

こういうものを、純文学というのですね。

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