第44話 こかげ工房さんのLARP取材リポート!!

 さて、夏も終わりが近づいた頃、こかげ工房の弓路(※1)さんからご連絡を頂いた。


(※1)弓路……「こかげ工房」管理人。TRPGアーカイブスやどどんとふサーバー「ひよんとふ」を置くなど、インターネットシステム上の様々なサポートを行ったり、情報をお届けする。様々なことでご縁あり、主にパソコン関係の知識にて我々も助けられることが多い、いわゆるSE(システムエンジニア)さん。


「ぜひ、こかげ工房でLARPゲームを取材させて頂きたいのですが、宜しいでしょうか?」


「喜んでー!!」


 というわけで、弓路さんにNPC役と写真撮影役をお願いしつつ、10月のゲームは執り行われた。


 なぜNPCにしたのか? 私たちとしても弓路さんのご紹介の細やかさはとても大きく評価しており、運営スタッフの裏側や、配置図見放題など、NPC役としての特典をフルに経験して頂きたかったという意図がある。


 かくしてその想いは実り、彼にLARPの魅力と、人を惹きつけて離さないものであることを、たくさん体験して頂くことができた。


 弓路さんは当日、写真を撮影しつつ、実際に使われる小道具を興味深げに見、はたまたNPCの動きを目で追い、まさに『記者の視点』からつぶさに、まるでカメラをズームしたり接写したりしながら、観察し続けていた。その姿勢は、まさに見事の一言である。


「いやー、たくさん書くことがありすぎて、どこから手をつければいいのか……」


 ゲーム後、楽しそうに話すその顔が、彼にとってのLARPゲームは間違いなく、確信を持って良いものだったと告げている。そんな彼を見て、我々もほっと胸を撫で下ろしたものだ。


 そして、数日後のこと───


「紹介記事が完成しました! どうぞ、ご確認下さい。今後もLARPとは、紹介するに相応しいものを全力で書いたつもりです」


 その記事は、雑誌のように分かりやすい写真を添えつつ、なおかつ文章一つ一つにまとまりを作り、丁寧に丁寧に「LARPとは何か」を書き記したものだった。下記が、そのこかげ工房さんの記事である。是非、ご一読頂きたい。


 話題の「LARP」とは何なのか? サークル『レイムーン』体験記

 https://cokage.works/larp/whats-larp/


 ここまでの物を作り上げるのは至難の技だったに違いない。私たちも大いに彼に感謝し、今後LARPというものを紹介する際は、このサイトを活用させて頂こうと考えている。


 しかし、本当にこういった一人一人のご協力によって、私たちの活動の広がりは支えられていることを痛感する。スタッフはそれぞれに特技はあるが、限界もまたあるのだ。それらをこうして手伝って頂けることが、何よりも嬉しく、感謝をしてもし尽くせない。


 これからも、こういった繋がりは大切にしていきたい。

 そう思うのである。

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