第11話 いよいよ、人を集める
会場も取った。
いろいろと取り決めた。
会費も決定した、小道具もある程度そろえた、衣装もOK。
諸々準備が整ったら、いよいよ参加者を集めることにした。
と言っても、まだまだマイナーなLARPゲーム。PRをしっかりと定めないと、参加者を募るのも困難になる。ひとまず、人を集めるために取った方法は以下のものだった。
・公式サイトを作成しておく
・ツイッターで宣伝
・近くのゲーム屋さんや主要な都心のTRPGショップにチラシを置く
・ TRPGコンベンションなどにチラシを置かせてもらう
・ワークショップを開く
上4つまでは、説明する必要はないだろう。
しかし結局、何が決め手になったかというと、最後のワークショップだった。
会場の前方にこれから使う小道具を並べ、ワクワクする気持ちを高めてみたり。
司会者やスタッフは、すでにゲームに使う衣装や装備を纏っていたり。
前半は座学での世界観の説明を行い、後半に実際に戦闘訓練を体験してみる形を取ることにした。とはいえ、これはあくまで著者の感想だが、座学の時間は短いほどよいかもしれない。自分たちが思うほど、聞き手の集中力が続かないからだ。(※1)
※1)…レイムーンLARPでは過去に2回ワークショップを行ったが、2回目はかなり座学の時間を削って戦闘訓練を多めに時間を取り、体を動かすことに注力している。
とはいえ、戦闘訓練は一番の楽しい所。集中が切れかけた参加者も、目を輝かせて打ち込んでくれた。人と人とが剣を持って戦うなんてことは、現代日本では実現できないことに違いない!
また、時には司会がパチン!と指を鳴らすと部屋が真っ暗になるギミックも取り入れた。暗闇はLARPの「五感を刺激する」という醍醐味を最大限に発揮できるため、体感しやすいようにこんな演出も盛り込んでいる。
そして気になる結果はというと…この最初のワークショップで、なんと6名も来てもらえたのだ! (うち1名はスタッフに!)
以降、この6名のメンバーはレイムーンLARPの古株プレイヤーとなるのである。
ようやく、サークルが始動する時が来たのだ!
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