アナーヒタ姫様、無事に感情を清算できましたね。頑張ったね……。これから彼女は素敵な伴侶とともに、輝かしい日々を過ごすことができる。それもこれも、アナーヒタ姫様が勇気を出したから。でなければ帝国に嫁いでも、彼女の心にはどんなに小さなものでも氷の棘が刺さったままだったと思います。
エカチェリーナ様、アナーヒタ姫様に酷いことをしたのは変わらないけれど、今回のエピソードで彼女を見る目が変わりました。思えばエカチェリーナ様は信じる宗教的に異教徒の男と結婚するとかありえないという認識だったろうし、なのにソウェイル君と結婚させられたのって彼女からしたら故国と親に捨てられたような感じだったでしょうね。なのに国のために異教徒の風習に馴染んで子作り頑張れとか言われてもな~。気が弱い女性だったら、思いつめて病んでしまっても不思議ではない環境ですよね。
エカチェリーナ様が頑なに故郷の風習を守り続けたのは、もしかしたらありのままの自分を誰かに愛してほしかったのかもな、と思いました。そしてありのままの自分を愛してくれる誰かを彼女も愛することができれば、エカチェリーナ様も幸福を感じることができたのかなあ、と。
作者からの返信
がんばりましたね……ソウェも言っていますが気弱で内気なアナーヒタがこんなことするとは周りは誰も思ってなかったでしょうしね。本当にがんばった。これですっきりしたので、もう振り返ることはないでしょう。よかったよかった。あとはときどきリリ母さんに文でも書いてほしいです。
エカチェリーナはまず「大勢妃がいる中のひとりになる」っていう感覚が理解できなかったでしょうし、たぶん今も理解できないままでしょうね。夫が他の女と子供を作るとか不潔! だがリリのほうはそれを認めるどころか政略結婚の駒としての子供が増えることをよしとして積極的に側室の寝所に行けというのだ。
彼女が何を思ってこういう態度だったのかはあえて細かく決めずに読者の皆様のご想像にお任せ!にしようと思うのですが、これから先もうちょっとソウェイルに歩み寄っていくのは間違いないです。これでカーチャVSカノVSリリの大奥が始まると思ったらちょっとおもしろいんですが(笑)、まあ王子三人産んでるリリの圧勝でそんなに揉めないと思います。リリはソウェを束縛したりはしないので、たまにカーチャといちゃいちゃしたらいいんじゃないかな、と。
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アナーヒタの行動が、ソウェイルとエカチェリーナを少し近づけた。
よかったなぁ。
エカチェリーナも、寂しいとか、認めたら多分心が弱くなるから無意識的に感情を捨てざるを得なかったのかな、とか考えちゃいました。
作者からの返信
エカチェリーナは書くのがなかなか難しかったです、あえて何を考えているかわからないように書こうと思っていたので……! 彼女の正体(?)は読者の皆様のご想像にお任せ!なのですが、でもこれから先彼女がもう少しソウェイルを頼るようになるのは間違いないです。20年ごしにようやく夫婦らしくなってきました。
コメントありがとうございます!!
個人的に喉に刺さった魚の骨のように気掛かりだったエカチェリーナをめぐる物語も大詰めですね。
もう少し早くこの時が来たら……と思わずにはいられませんが、時間が解決してくれる「時」はまさにこの時だったのだろうなぁとも……。事が良いように運んでくれますように。
作者からの返信
大詰め……!!! 残念ながらこの話題はこれで終わりでカーチャはクランクアップなのです……申し訳ない……!!(笑) なぜならこの物語はアナーヒタの物語なので、アナーヒタが知らないこと・興味をなくしたことをあんまり長々書くわけにはいかないので、アナーヒタが明日嫁に行く以上カーチャの物語はもうないのです(ちなみに最後のソウェとカーチャのシーンは近くにいた衛兵モブの視点という設定でした)。アナーヒタはもうカーチャとは縁が切れました。めでたしめでたしです😊😊😊
コメントありがとうございます!!