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2021年6月8日 00:31
応援っていうより心の内を聞いてほしいだけなんですけど……このところの数話で、ユルドゥズの求婚を通じて「時代をつくってきた側の人間」と「享受する側の人間」の対比が描かれてきたのかなと思います。争いのなかで大事な人をたくさん亡くしたソウェイルにとって、やっと手に入れた穏やかな治世。この期に及んで決闘なんて言語道断でしょうね。そら怒るわ。あんたら何やってんだってなるわ。イヤイヤでも流されて剣をとったユルドゥズも同罪だぞ。ちゃんと怒れるんじゃん、ソウェイル(改めて)。ばっさばっさ裁いていくテンポが小気味よかったです。一方で、戦士であることを望むアイダンも争いたくないユルドゥズも、間違いなく平和に育てられた若者なんだなあと感じました。あるべき姿や求められる役割じゃなくて、憧れや本音を屈託なく表現できる。大人たちの事情なんか知らずにわがまま言ったりだだをこねたり、好きな相手にアタックしたり(笑)、子供が子供でいられるってこういうことなんじゃないかな。……子供っていうにはちょっとアレですけど。結婚とか言ってますし。恵まれて育ったことは責めることじゃないよね。とはいえ、アイダンにとっては憧れていた対象の価値が否定されるようなもので、なかなかしんどいでしょうね。生きづらそう。がんばれ。いろいろ御託を並べましたが、とにかく「サヴァシュおつかれ」と言いたい。最強でありながら一番愛したものを守れなかった彼にとって、黒の神剣は辛いものだったのかな。ちゃんと譲りたい相手が見つかってよかった。サヴァシュ過激派としては、彼の穏やかな老後を願うばかりです。なんなら今からでもお宅のお世話に伺いたいんですが、ただいま求人はございますでしょうか?(←本題)
作者からの返信
く、草群さん!! 朝起きてカクヨム開いてびっくりしました。このコメント深夜に書いてくださったんですよね!? ちゃんと寝れましたか!? びっくりするほどの長文で、いえ嬉しいんですけど、そんな時間にこんな深い考察をしてて大丈夫だったんですか!? 本当にありがとうございます!!そうなんですよ、おっしゃるとおり、アイダン&ユルドゥズ(二人とも22歳)から下が戦争を経験していない世代です。そのちょっと上のホスロー&スーリ(こいつらは24歳)は戦場がどんなものか知っているので「もうしたくない」「しなくてもいいならそれに越したことはない」なんですけど、アイダンから下は「するとかしないとかじゃなくて、ないもの」なんです。まして十神剣は制度そのものが変わってしまいましたから、「嫌だけど運命に選ばれたから戦場に行く」じゃなくて、アルヤ王が「やる?やらない?」と意思確認までしてくれる。本当に、平和の中で育った子たちなんです。だからもう価値観が根本的に違う。大河小説ですねぇ……。ソウェイルは大勢見送ってきましたもんね……。この半月後(西暦で言うと彼3月20日生まれなんですが、21章はもう3月の話なのであとちょっとで)に35歳になるんですけど、大人になりましたね……。アルヤ王のお裁き、しっかりしてきました。喜怒哀楽をコントロールできるのも作者にとっての「大人」観なので、適切な時に適切な形で怒りを表明できるソウェイルは私にとっては大人です。サヴァシュはこれで解き放たれました。後は自由に生きていくと思います。真の意味で隠居ですね。うふふ、残念ながら人手は充足しているのです……(笑)重ねて御礼申し上げます、ありがとうございます!
2021年6月5日 21:28
ついにここまで来ましたね……。
はい、皆さん予想済みだとは思いますが、とうとうこの時までやってきました。ついてきてくださってありがとうございます……!
応援っていうより心の内を聞いてほしいだけなんですけど……
このところの数話で、ユルドゥズの求婚を通じて「時代をつくってきた側の人間」と「享受する側の人間」の対比が描かれてきたのかなと思います。
争いのなかで大事な人をたくさん亡くしたソウェイルにとって、やっと手に入れた穏やかな治世。この期に及んで決闘なんて言語道断でしょうね。
そら怒るわ。あんたら何やってんだってなるわ。イヤイヤでも流されて剣をとったユルドゥズも同罪だぞ。
ちゃんと怒れるんじゃん、ソウェイル(改めて)。ばっさばっさ裁いていくテンポが小気味よかったです。
一方で、戦士であることを望むアイダンも争いたくないユルドゥズも、間違いなく平和に育てられた若者なんだなあと感じました。
あるべき姿や求められる役割じゃなくて、憧れや本音を屈託なく表現できる。
大人たちの事情なんか知らずにわがまま言ったりだだをこねたり、好きな相手にアタックしたり(笑)、子供が子供でいられるってこういうことなんじゃないかな。
……子供っていうにはちょっとアレですけど。結婚とか言ってますし。
恵まれて育ったことは責めることじゃないよね。
とはいえ、アイダンにとっては憧れていた対象の価値が否定されるようなもので、なかなかしんどいでしょうね。生きづらそう。がんばれ。
いろいろ御託を並べましたが、とにかく「サヴァシュおつかれ」と言いたい。
最強でありながら一番愛したものを守れなかった彼にとって、黒の神剣は辛いものだったのかな。ちゃんと譲りたい相手が見つかってよかった。
サヴァシュ過激派としては、彼の穏やかな老後を願うばかりです。
なんなら今からでもお宅のお世話に伺いたいんですが、ただいま求人はございますでしょうか?(←本題)
作者からの返信
く、草群さん!! 朝起きてカクヨム開いてびっくりしました。このコメント深夜に書いてくださったんですよね!? ちゃんと寝れましたか!? びっくりするほどの長文で、いえ嬉しいんですけど、そんな時間にこんな深い考察をしてて大丈夫だったんですか!? 本当にありがとうございます!!
そうなんですよ、おっしゃるとおり、アイダン&ユルドゥズ(二人とも22歳)から下が戦争を経験していない世代です。そのちょっと上のホスロー&スーリ(こいつらは24歳)は戦場がどんなものか知っているので「もうしたくない」「しなくてもいいならそれに越したことはない」なんですけど、アイダンから下は「するとかしないとかじゃなくて、ないもの」なんです。まして十神剣は制度そのものが変わってしまいましたから、「嫌だけど運命に選ばれたから戦場に行く」じゃなくて、アルヤ王が「やる?やらない?」と意思確認までしてくれる。本当に、平和の中で育った子たちなんです。だからもう価値観が根本的に違う。
大河小説ですねぇ……。
ソウェイルは大勢見送ってきましたもんね……。
この半月後(西暦で言うと彼3月20日生まれなんですが、21章はもう3月の話なのであとちょっとで)に35歳になるんですけど、大人になりましたね……。アルヤ王のお裁き、しっかりしてきました。喜怒哀楽をコントロールできるのも作者にとっての「大人」観なので、適切な時に適切な形で怒りを表明できるソウェイルは私にとっては大人です。
サヴァシュはこれで解き放たれました。後は自由に生きていくと思います。真の意味で隠居ですね。うふふ、残念ながら人手は充足しているのです……(笑)
重ねて御礼申し上げます、ありがとうございます!