第四部第18章完結おめでとうございます。
皆さんエピソードに関する感想は述べられているので僕は18章全体を振り返っての感想を。
個人的な今章最大の見どころはやはり彼女の死でした。スーリの登場という一大事件はありましたが、それよりもやはり大きかったのはこれでした。
遺された家族の描写そのものが(どなたかが述べておられましたが)これまで築き上げてきた世界ががらがら崩れていくようで、あのエピソードの後の2週、3週は呆然としていました。
そこまで長きにわたる物語を支えてきた屋台骨と言える彼女が去ったこと、その後に遺された人たちの生々しい心の動きが始終突き刺さる展開でした。正直、ここまで読んでいてがっつりと心を抉られたのは双子の戦いが極まったあの章以来だったかもしれません。
今回のエピソードで真の意味でアルヤ王となったソウェイルの成長した姿や、次世代の十神剣が出てきたこと、それぞれが受け継いだ想いや自身の使命をもとに前へと進んでいく場面が出てきたことは物語にとっての光明であり救いを感じました。
この後は後日談ということで、次章で物語が終わってしまうのは寂しい限りですが、最後までしっかりと見届けたいと思います。
作者からの返信
オア~~~~ありがとうございます!!
こんなに丁寧に総括してくださるとは思ってもみなかったです……作者も書き終わったの2ヵ月前?3ヵ月前?とかだったのでもう書き終わった当時の感情は思い出せませんし……内容は忘れちゃいませんが、あの時の感動が……第五部に全部持っていかれてます……。
意外と皆さんびっくりされたようで作者がびっくりしています。赤将軍が交代することはいろんなところでほのめかしていたので、私の伏線が足りなかったのかな、とも(いや、ある方は「薄々感じてたけどまさかな~と思ってた」とも言ってましたが!)。
あと彼女あんまり人気のあるキャラじゃなかったと思うので(笑) そんなに悼まれると思っていませんでした。
どちらかというと残されたサヴァシュやホスローの描写を受け入れてもらえるかどうかが不安でした。ということで「その後に遺された人たちの生々しい心の動きが始終突き刺さる展開」と言っていただけるのがすごく嬉しいです、ありがとうございます!!
いろんなところで言っているのですが、キャラを殺すのは簡単です。死ぬことによって読者の心に傷をつけることができるので、簡単に”泣けた”と言わせることができます。本当はこういう手段によらずに感動してもらうのがベターなのですが、書きたいものを思うとどうしても、世代交代してもらわないといけなかったんです。ソウェイルの成長のために、ソウェイルが守られる側から守る側になるために、ユングヴィ(とサヴァシュ)の退場はここで必要だと判断しました。という話でした。
実は、6章・12章・18章で十神剣が死ぬんですよ!!! ということは次は24章、と思うじゃないですか! 23章で完結なんですね!! ということはつまり? もう誰も死なない!!!!!
後日談、20万字くらいあるんですけどね!(笑) 最後まで書き切って生き残った人たちが全員平穏な暮らしを得るまで辿り着きたいと思いますので、もうちょっと応援よろしくお願いします!!
このたびは本当にありがとうございました! メッセージ嬉しかったです!
テイムルさんの子も真面目ちゃんか……もしかして白の剣はそういう子がタイプ……??
あと後輩に振り回されながら、見守っているラームが尊すぎて無理です。限界オタク化します……
作者からの返信
はい、白の剣はそういう子が好きな感じです!!(笑)
白将軍はみんなだいたいこんな感じです。均質な白将軍をお届けします!
落ち着いて……落ち着いて……ラームは別に逃げないから……
コメントありがとうございます😊
テイムルさんの息子さんっ!
これで四人の同世代神剣将軍がっ。
しかし橙の剣を取り戻すのがすごい苦労しそうな気がする。
作者からの返信
テイムルの息子、ちゃんと育ってました😊よかった! 将来的には白将軍やってくれるみたいです。同世代がいっぱい!
橙の剣……ヒヒヒ……次の章でたっぷりやります……
コメントありがとうございます!!
ああーっ、もうすぐ春が来る王国で、わちゃわちゃしている少年少女とそれを見守るラームテイン氏の図が尊いです!!! ここでテイムル氏の息子が来るなんて……。大きくなったね(´;ω;`)ブワッ みんな頑張って、立派な将軍になってね。英霊になった先代将軍たちが、天国できっと見守ってるから。次の蒼将軍が見つかり、カノちゃんと橙の神剣の行方が分かれば、ナーヒド氏とベルカナ姐さんもきっと安心しますよね。ただ……次の蒼将軍はともかく、カノちゃんと息子の難易度は、果てしなく高そうで今から心配です。カノちゃんの現状は、ほんと考えるのが怖い……。
作者からの返信
少年少女!! あまりラームを困らせるんじゃありません!! と思ったけどこの後少年少女は成長する気がするんですがラームは大人になれるんだろうかと作者は不安です……いや、一生このままだと思います……がんばって一生懸命生きてくれ~!
テイムルの息子も大きくなりました! 5章でソウェに結婚しろと言われて結婚したテイムルとシーリーンの子供です! まだ当分オルティがフォローしてくれるんでオルティの仕事はあんまり減らないんですけど、そこはどんどん大人に頼っていきましょ😊
ふふふ、どうでしょうね……カノ、どこで何をしているんでしょうね……。お待たせしました、とうとう地獄の19章が始まりますよ……!!
コメントありがとうございます😊
テイムル氏の息子さんが……! 安定の優等生一族ですね!!
橙の剣、いよいよですか…。
作者からの返信
はい、テイムルの息子です! 「安定の優等生一族」に笑わせてもらいました……そうなんですよ白将軍家みんな優秀なんですよ。神剣がそういう男が好きというのもあると思います。
はい、いよいよですよ……お待たせしました……!
コメントありがとうございます!!
テイムルの息子さんが無事剣を抜けて良かった。
でもまだまだオルティが代理を務めるようで、何よりです。
ユングヴィ&サヴァシュ夫妻の熱烈なファンとしては辛い章でありました。
(ユングヴィは引退してホスローが継ぐのだとばかり思っていたので)
サヴァシュ……辛い。
でも、若者たちがわちゃわちゃしてくれているのが救いです。
これから2本の神剣もなんとかしないといけないですしね。
第五部も楽しませて頂きたいと思います。ありがとうございます。
作者からの返信
オルティ(とソウェイル)はちゃんとした大人なので、また中学生のクバードに無理はさせませんね! まだ子供のクバードに責任を負わせることは絶対にしないのです。よかった。
そうですね、千石さんがダメージを受けているようで、書いた人間としてはたいへん申し訳なく思っています。今度は読者を傷つけない話を書きたいものです。でもファンがいるからという理由でプロットを変更するわけにもいかず……。離れられても仕方がないかな、と思いながらの連載でした。
若者たちはヴァンとクバードが元気ないい子なのでわちゃわちゃしていられていいですね。ホスローはこれから先も罪の十字架を背負って静かに生きていきますが、とりあえず第四部ではここで終わりです。
基本的には第四部まででこの作品は終わったようなもので(ソウェイルが結構立派な王様になってきたような気もするし)、第五部は壮大なエピローグみたいなところがあるのですが、無理のない範囲で読んでくださると嬉しいです。
ここまでついてきてくださって本当にありがとうございます。