第31話 シシリーの昔話
夕刻。学舎からシシリーの家に戻る際に、街にある市場に寄っていくことになった。
学舎の出資で経営するこの人工島のほぼ全体の食料を賄う巨大市場である。
場所は、街の南東にある共同広場全体が市場を形成し、肉、魚、野菜類はもちろん、薬草、珍味、などが
ココだけで揃う便利さを実現していた。
「お野菜安いかしら?」
「これはシシリーさん。毎度どうも」
店の店主とシシリーが会話をしながら、買い物をしていく。荷物持ちは凍太とヴェロニカで、お財布はシシリーが握っている。
とはいえ、3人分の食料の補充である。さして重くはないものばかりの上、魔術で重さを軽減する皮袋を持っているため、重さは元の1/5ほどで済む。
「こんなもんかしらね?ヴェロ?」
「少し多い気がいたします。保存はどうするのですか?」
「あらぁ。保存は凍太ちゃんがいるじゃない。凍らせてもらえばいいのよ?ね」
ね と言われても困ると言いたかったが――――いえるはずもない。
「うん。凍らせて保存でいいんだね?」
「そうよー。便利ねー。氷雪系は魔力を多く使うから、結構疲れるのよ」
おばあちゃんには結構骨よ? と言ってくるシシリーを胡散臭そうな顔で見つめるヴェロニカと凍太であった。
2
「そう・・・そんなことがあったのね」
朝の出来事をシシリーに話して、帰ってきたのはそんな言葉だった
「でも、切れ味を増す風魔法なんてあんまり好きじゃないんだけど・・・」
「うーん。凍太ちゃんは包丁やナイフを握ったことはあるかしら?」
「包丁なら」
包丁なら在った。まだ転生する前はけっこう自分で自炊もする方だったはずだ。
「切れない包丁はね?危ないのよ。だったら切れる包丁の方がいいわ。あとは使い方の問題」
「うん・・・」
「もし、硬い皮膚を持った竜族なんかと戦争になったら大変よ?ものすっごい硬いの。その時に『切れ味を増してくれる魔術』は役立つはずよ?」
実体験からシシリーは話をしはじめた。冒険で竜族ともめた時の話だった。傷つけようにもなかなか外殻は刃や魔術を通さない竜族。南の大陸に棲み、生態系の頂点に君臨する動物。口から火を吐き、風を起こし、巨大な尾っぽを振り回して叩きつけ、暴れまくる。
「そりゃあ、大変だったのよ? あの時はたしか、ウェルデンベルグ先生と・・・雪乃、ランドルフが居たはずだけど、そんな話聞いたことないかしら?」
首を横に振った。聞いたこともない。ランドルフも雪乃からも。
「そう?けっこう長くなっちゃうけど・・・・聞いてみたいかしら?」
興味があった。本物のおとぎ話が聞けるという、それも体験した者の口から。信憑性に欠けるかもしれないが、それでも構わなかった。
「聞きたいな。おばあちゃんのお話」
凍太は言う。
気を良くしたのだろう、シシリーはお茶の準備を勝手にし始めると、お菓子類まで広げて
「ヴェロもよんでらっしゃい。長くなるわ」
と言った。
3
「サガルル山と呼ばれる南の大陸の大きな山。そこがたしか巣だったわ」
シシリーの昔話が始まる。
「たしか、20代の後半・・・・だった気がするけど、偶然、竜族の一匹と出くわしたの」
クッキーを”ぱり”と齧って、お茶を飲み込む。
「で、確か最初は古代語で竜から『出て行け』と言われたのよね。でも、その時のウェルデンベルグ先生ってすごく勝ち気でね・・・・やんちゃだったのよ」
ふふふ・・・と笑う。伝説となっているウェルデンベルグ。先生と呼ぶからにはシシリーも弟子のひとりなのだろうと凍太はおもっていたが――――
「で、どうなったのです?」
以外にもこの話に食いついたのはヴェロニカだった。
はやく、はやくと目をキラキラさせる翼人種。
「もう、ヴェロったら・・・・あなたもランドルフから聞いて居ないの?」
「先生はそういう昔のことは話したがらないので」
あらまぁとシシリーは嘆息した。
「でね――――結局、要求を突っぱねたわけよ。でも、ここからが大変。あいては翼竜。しかも成体だったわ。翼竜は皮膚が柔らかいとされているけど、あれは嘘ね。事実、ドルフの放った魔術はかすり傷程度しか付けられなかった。有効打だったのは、私が雪乃に施した付与魔術と切れ味を増す『風の魔術』。ウェルデンベルグ先生の爆発の魔術くらいだったわね」
「雪乃おばあさま?」
意外だった。
雪乃がそんな活躍をしていたなど、凍太には信じられず、思わず聞いてしまう。
「そう。あなたのおばあさま。雪乃よ。鉄扇と体術が大の得意でねぇ。凄かったのよ?風の魔術で鉄扇の切れ味を増して、たしか、空間魔術で酸素濃度を上げたのと、動きやすく、足の裏に風を付けてあげたの。まあ、あの時に出来ることはアレが最善でしょうね」
そこまで言い終えて、今度はお茶を継ぎ足して、飲み干す。
「それから、徐々にだけど、翼竜は弱まっていったわ。私たちも傷ついてはいたけど、逃げたり、動きを阻害したりいろんなことをして――――ドルフが治癒魔術を掛ける時間を作った甲斐もあって、戦況は私たち優位に傾いていったわ。その間、雪乃は一人で走り回って、先生と一緒に攻撃を繰返し行って、特に足先ばかりを攻撃していたわ。んっと・・・・先生が右足。雪乃は左足?だったかしら」
「ランドルフ先生は凄かったんですね・・・」
「ふふ。そうよ?見直したかしら?ヴェロ?」
雪乃が前衛で攻撃と囮役を。ウェルデンベルグが司令塔兼、中距離からの攻撃、防御。シシリーが補助と防御。ランドルフが回復。
シシリーの話から、それぞれが最大に己の仕事をしていたことがうかがえた。
「で、最後はやっぱり先生が爆裂魔術でふっ飛ばして、おしまいってわけ。終わった時にはみんなくったくたで、元気なのは雪乃だけだったかしら」
「なつかしいわ・・・」
と呟くシシリーはどこか満足げだった。
「やっぱり、『切れ味を増す魔術』あってこその事なんでしょうね」
分析をしながら、ヴェロニカがつぶやく。シシリーも頷いていた。
「さっきも言ったけど、あの時はアレが最善だったわ。いまならもうちょっといい判断が出来るかもしれないけど――――さぁ、お話はこれでおしまいよ?どうだった?凍太ちゃん」
「とっても面白かった。風の魔術の大切さも――――分かった気がする」
「そう。なら、話をした甲斐があったわ」
「たまには、雪乃と会いたいもんねぇ。でも、あの子は嫌がるかしら・・・・ふふふ」
目の前で笑うシシリーはとてもやさしく、ぽんぽんと凍太の頭を撫でたのだった。
4
「カーシャ先生。昨日はごめんなさい」
朝一番で凍太が行ったことは、カーシャへの謝罪だった。
もっともカーシャとしては、謝られてもどう対応していいかわからなかったのだが。
「とりあえず、昨日の件はどのくらい動けるかのテストだったわけだし。あたしもまだまだだなって分かったし・・・・」
「でも、痛かったでしょ?」
「ずいぶん的確に打ち込んでくれたからね。そりゃ痛いわよ」
「で?今日はまたなんかあるからアタシんとこ来たんでしょ?」
尋ねる。
「昨日教えようとしてくれた。切れ味が増す魔術を教えてください」
「よかったわ。接近戦は好きじゃなさそうだから、この魔術はいやかなって思ってたんだけど・・・・違うんだ?」
「違うんです。確かに切ったり、刺したりってのはあんまり好きじゃない。けど、守れる力としていざという時に使える様に訓練しときたいんです・・・・」
恥ずかしいからだろう。最後は尻すぼみで良く聞こえなかったが、カーシャは頷くと、
「いいわ。切れ味が増す魔術を教えてあげる。ただし、剣じゃなく君の場合は鉄扇でね」
「ありがとう。カーシャ先生」
「まずは朝ご飯にしましょ。あたし何も食べてないのよ」
そう言って教員待機室を出ると、一路食堂へと向かうのだった。
5
ぐったりとして、机につっぷしたまま、寝ていると、ゆさゆさと何かにゆすられる感触で目が覚めた。
午後の講義も終わって、教室の人気はまばらで、学舎内から放課された生徒は家路につくもの、図書館へ向かうものと様々だった。
「――――んぅ?」
眠い目をこすりながら顔を上げる。と、ヴェロニカとシシリーがそろって凍太を見下ろしているところだった。
「お目覚めですか?凍太様」
静かに笑いながらヴェロニカは立つ。シシリーは黙ったままだった。
「講義はちゃんとうけたよ?」
「分かっております。ヴェロはちゃんと見ておりましたから」
どうやら、怒ってはいないようだと、確信する。
「凍太ちゃん。これから私たちについてきてほしいの」
「?」
「いいから、いいから」
まだ寝ぼけたまま立ち上がろうと----して、ふわりと体が浮く感覚----を感じた。
シシリーが魔術で浮かせていると、気づいて、
「おろしてよ」
講義したが
「いいのよ。おばあちゃんが運んであげます」
そういって聞かなかった。
連れてこられたのは、学舎の後に聳え立つ、大きな尖塔――――実際には城砦だが――――の中にある最上階の部屋だった。
扉の前でシシリーが何事かを呟く。と、キぃと音を立てて扉が開き、中へ入れるようになった。
「解錠」の魔術だったが、ここの構成は複雑だった。とても今の凍太では理解が出来そうにはない。
中に入ると、部屋の中に一人の老人が見えた。机の前に座り何かを読んでいるのかしばらく動かなかったが――――やがてこちらに顔だけ振り向いて見せた。
「ぉぉ・・・シシリーじゃないか。よく来たね」
意外と張りのある声がシシリーの名を呼ぶ。
「お久しぶりです。先生。今日は私の弟子を紹介しに来たんですよ」
シシリーが凍太に挨拶なさいと、促す。言われた通りに頭を下げてから
「えっと、雪花国から来ました、凍太です。シシリー先生のお家で一緒に住んでます。よろしくお願いします」
と言ってからもう一度軽くお辞儀をして見せる。心の中では
(いつから弟子になったんだろう)
とは思っていたが。
「ほぅ。雪花国か・・・・懐かしい。雪乃は元気かい。お小さいの」
「はい。おばあさまは元気です。とっても」
「そうか。あの雪乃が『おばあさま』か!こりゃ傑作じゃ!のう?シシリー」
「はい。全くです」
老人とシシリーが笑いあう。ヴェロニカはなぜか落ち着かない様子で、後ろで羽をもじもじさせていた。
「おっと、まだ名乗っていなかった」
気づいたように言うと、こともなげに老人は向きなおって立つと、軽く一礼してから----
「ワシはウェルデンベルグ。シシリーの先生じゃ」
と名乗った。
「――――あ、はい」
あっけにとられた末、出てきたのはそんな間抜けな言葉だった。が、暫くして、
(ええええええ?このおじいさん。ウェルデンベルグなの?!)
頭の中が混乱した。
何の前触れもなく、まるで、普通に挨拶するのできづかなかったが――――目の前に居るのは、世の中でおとぎ話二もなっているウェルデンベルグ本人だというのだ。
中肉中背。どこにでもいそうな老人だった。髭は長い。髪も真っ白である反面、服装は黒づくめのローブ姿。学舎の中に居ても気づかないそんな存在感の無さだった。
「ああ。小さいの。そんなに驚くでないぞ?と、いうても無理かの」
「そっちの、翼人も疲れたじゃろ?掛けなさい」
言って、ぱちんと指をならす。と、今まで何もなかったところに椅子があった。
「失礼します・・」
震え声でお礼を言って座るヴェロニカと凍太。シシリーは当然のようによっこいしょと腰掛けた。
構成がまるで理解できないのは、短縮、圧縮をされているからだと気づいて、座りながら考え込む凍太をみて
「おもしろいでしょ?」
シシリーがウェルデンベルグに言った。
「小さいの。仕組みに気づいたか?お茶も出してやろう」
ぱちん と指を鳴らすと今度はいつの間にか、3人の前に丸い大きなテーブルが出現する。
まるで、そこにもとからあったかのように。
テーブルの上にはお茶の準備まで整っていた。
(あまりにも不自然だ。こんなものが一瞬で出て来るなんて----)
頭の中で分析を始める。それを見てウェルデンベルグは笑いながら、
「わかったかね?」
そういって、にんまりと笑う。
凍太もまだ推論の域をでてはいなかったが----
「元からここに在ったのを、魔術で消していた・・・・?」
「うーん。半分当たりね?先生?」
「ほっほ、一瞬でよくわかったのぅ? 正解は『元からここにあった事象を別の時間から持ってきた』じゃ」
「時間軸の概念・・・・」
呟くと、ウェルデンベルグは大きくうなずいた。時間軸の考えを理解できたのは正解だったらしい。
「いい弟子を見つけたのう。シシリー。こりゃ面白いぞ?」
「はい。こんな面白い子他にいるもんですか。先生にもあげませんよ?」
ふふふと笑うシシリーはとても愉快そうだった。
「で?ワシの所に来たということは又なにかあったのかの?」
「いいえ。今日は単なる『弟子自慢』と都市間交流戦の選抜について、先生にお話がありまして」
「ああ、もうそんな時期か。今回はこの子が出るんじゃろ?」
「まだ、正式には決定してはいませんが、ほぼ学舎側の選抜メンバーに選ばれるでしょう」
「大した自信じゃの。まぁ・・・・そう、悪くない読みじゃがな」
目を細めて凍太を見るウェルデンベルグ。やがて、何かに気づいたように両眉が動くと
「お前さん。ずいぶん魔力が有り余っとるの・・・・」
そう言った。
「お分かりになりますか?先生」
「さすがにこの量はすさまじいのぅ。お前さん歳はいくつかな」
「7歳です」
「・・・・・ずいぶんとめずらしい体質の様じゃの。『蛇の王国』には自分の許容をオーバーする魔力を持つものがワシも含めて何人か、居るが・・・・みんな歳をへて抵抗力が体についておる故、なんともないが----シシリー?」
「はい。ですから、私とランドルフ、そして各コースの導師の指導で毎日、魔力を放出する訓練をさせています」
「・・・・まぁならよいが。なんじゃ。ランドルフのヤツまで巻き込んでおるのか」
「というより、雪乃からランドルフへの知らせがあったようですよ?ね?凍太ちゃん」
「うん。おばあさまは、僕が月狼国に利用されないようにって、ココを進めてくれたんです。ランドルフ先生も、僕の力は『脅威』になるって」
経緯を説明すると、ウェルデンベルグは目をさらに細めた。
「確かにの。「ココ」は永世中立地帯をうたっておるし、月狼国、ローデリアに狙われることも皆無じゃ・・・が、お前さん、かなり今、痛むじゃろ」
魔痛症のことだと知れる。かくしても仕方がないので、素直に頷くと、
「はぁ・・・・じゃろうな。ワシも一時期架かったから分かるわい」
遠い目をするウェルデンベルグ。
「まぁ、経緯は大方このようなところですよ。問題は----」
「分かっとる。この子を都市間交流戦に出すお許しがほしいんじゃろ?」
魔力総量が多ければ、その分、他の生徒たちにとっては不利な状態から始まることになる。
公正な状態で選抜を始めるにあたって、ウェルデンベルグの承認を取りつけなければ----凍太が選考から『例外』として外されることも考えられる-----いや、そうに違いないと踏んで、シシリーは許可を取りつけに来たのだった。
「構わんよ。魔術の素養はなにも、『魔力の総量』だけで決まるものでもない。大切なのは-----」
「『使いどころ』と『使い道』でしょう?・・・・・もう、聞きあきてます」
さえぎって後を続けたのはシシリーだった。
「そういう事じゃ。忘れていなければそれでよい。『王国』はすべての魔術師の規範となる人材を育てなければならん。基礎4魔術と治療魔術はすべて習得しても、『使い方』『使い道』を誤ればこれは『人災』となるのじゃ。よう覚えておくことじゃ」
ウェルデンベルグの目は厳しかった。
「でも、この子は、きっと・・・『使い道』を間違わんことをワシは信じとるよ」
「ありがとうございます。先生」
シシリーは頭をさげた。
「私、初めてお会いしました・・・・・」
家についてソファーに突っ伏すヴェロニカ。
「会って見ると、普通のおじいちゃんでしょ?怖がり過ぎだわ」
シシリー、ヴェロニカの2人は3階で凍太が入れてくれているお茶を待っているところ。
時刻は夕飯時だったが、落ち着きたいというヴェロニカの要望でまずはお茶を飲むことになった。
「確かに、見た目は普通でしたが・・・・よく、普通に会話できますね。私は無理です」
「あらぁ、あんなの普通よ?凍太のおばあちゃん----雪乃の方がたぶんもっと怖いわ。物理的にね」
「はぁ・・・?そうなのですか」
「そうなのよ。雪乃ったら先生の魔術を素手ではじいて、「おお、痛い」の一言で済ませるのよ?
あっちのほうがよっぽど怖いわ~」
ふふふ、ははは と笑いあう二人だった。
「ふ・・えっくしゅ!」
「おやお風邪ですか?」
「この婆が風邪なんてひくもんですか・・・・きっと何処かで噂話でもしているに違いありませんよ」
雪乃は忌々しく呟くとなりでは、紗枝が配膳の用意を行っていた。
「噂話ですか。良い噂だといいですが・・・・ふふ」
「大方、シシリーのボケババアあたりでしょうよ。いつまでたっても噂好きで困ったものです」
やれやれとくびをふる。
「早く、凍太に会いたいものですね・・・・」
「ええ。全くです。元気でしょうか・・・・凍太様は」
「きっと元気ですよ。あの子は私たちが育てたのです。そんじょそこらの子供とは『格』が違うのですよ」
「そうでしたね」
「都市交流戦まであとわずか。今年は雪花国もはせ参じねばなりません。抜かりの無いよう取り組みなさい」
「畏まりました」
紗枝は雪乃の指示を受けて気を引き締めなおすのだった。
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