第3話
「……で中堅、Bでベテラン、Aで天才です。評価はB+から極端に上がりにくくなり、A+で人外レベル、S以上は神様レベルです。」
今と三年前の話をまとめると、
F はっきり言ってカス。すぐ死ぬレベル
《ある意味越えられない壁(笑)》
E 赤ちゃんレベル
D 平均的な成人男性レベル
C 冒険者中堅レベル
B 冒険者ベテランレベル
《越えられない壁》
A 天才レベル
《越えられない壁》
S 神様レベル
って感じらしい。ちなみに数値的には、
F 1~
E 40~
D 75~
C 140~
B 300~
A 900~
S 2000~
SS 10000~
SSS 50000~
くらいらしい。あ、これはHPとMPとLUC以外の基礎能力評価の基準らしい。
また、数値的に評価が高くても、その能力が低ければ評価がさがったりする。
って全ステータスS以上……というかほとんどSS以上にしてる俺って神様レベル以上なのか。真面目に神様殺せるじゃん。STRとかSSSだし。殺さないけどね。俺は自分に害のあるものしか攻撃しないと思う。邪魔だったら消す、ただそれだけだ。
「では十秒後に転移させますね。ご武運を」
おっと。もう召喚か。ご武運をって言われても、神様くらいしか俺を殺せないと思うんだけどね。いや、神様でも殺せないな。よし、頑張るか。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
目の前が真っ白になったあとに気絶していたようで、俺は横になった状態で目を覚ました。俺だけが気絶したわけではないようで、他のクラスメイトはまだ目を覚ましていなかった。
「三上くんはもう起きてるよね。それとこれは念話だから念話で返答してね。ちょっと状況が悪いから手短に言うよ。」
「な、なんだ?!」
皆はまだ気絶していると思っていたのに、突然クラスメイトの声が聞こえて驚いた。ギリギリのところで声に出さずに念話で答えたが。この声は新庄さんの声だろう。
「本当に時間が無いから本題だけ言うよ。今、この部屋に隷屬化の魔法を使える魔術師が向かって来てる。多分三上くんも感知できるだろうけど。多分私たちを気絶してる間に隷屬化させたいんだと思う。そこでだけと、三上くんは転移魔法使えるでしょ? というわけで私と一緒に転移してくれないかな。もちろん何で持ってる魔法とかがわかったのかもちゃんと言うから。」
それを聞き、改めて念入りに索敵すると、たしかに人がこちらに向かってきていて、一人は魔術師のようだった。このまま行くと30秒もしないうちにここに到着するだろう。新庄さんが今嘘をつく必要は無いからとりあえず信用して転移魔法を行使し始める。ちなみに俺の転移魔法は人数が増えるごとに魔導待機時間が長いため、全員は運べない。まあ、できても連れていかないが。
俺の魔導は無事人がくる前に発動して、俺と新庄さんはその場から消え去った。
召喚されるらしいから人間やめようと思う (*´▽`*)子猫 @koneko
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