第2話

 よし、今日で修行はじめて30年か。結構頑張ったな。ステータスはLUC以外全てS以上になっている。スキルも手に入れた。こんな感じだ。


―――――――――――

三上 亮  (15)


種族 人造神人(ホムンクルス)


Lv 6904

HP SS+ 37112

MP SSS+++ 37500000000

STR SSS 55240

VIT S 11434

INT SSS+ 198000

MND S+ 17106

AGI SS 33400

DEX SS- 26490

LUC B+ 261


スキル

魔技(マギ)

魔導Lv10

魔術Lv10

魔闘Lv10

武技

剣術Lv10

槍術Lv10

柔術Lv10

棒術Lv10

投擲術Lv10

弓術Lv10

その他

隠密Lv10

気配察知Lv10

読心術Lv10

読唇術Lv10

強化Lv10

隠蔽Lv10

能力複製(コピー)Lv10

パッシブ

魔力回復Lv10

魔力超回復Lv10

体力回復Lv10

属性耐性Lv10

異常耐性Lv10

魔眼

鑑定眼(アナライズ)Lv10

魔力眼Lv10

生産

鍛治Lv10

木工Lv10

裁縫Lv10

錬金Lv10

調合Lv10

料理Lv10



―――――――――――



 見てわかるように、いつの間にか人間やめてた。まあ、仕方ないと言えばそうだけど。自分で自分を改造してたらなってたんだよな。あらゆる行動に最適に機能するようにした。スキルの「錬金」で遺伝子単位で組み込んだから遺伝もすると思う。

 どんな風になったかというと、まずは眼がとんでもないことになっている。眼なのに、モード切り替えがある。

 モード1は、普通の一般的な眼。なんの細工もない。見た目も元々の色の、普通の白と黒の眼。

 モード2は、魔力眼。スキルの魔眼にもなっている。名前の通り魔力が見えるようになる眼だ。見た目は赤目。

 モード3は、鑑定眼。見た対象を瞬時に書庫で検索してくれるというgo○gle先生も真っ青の代物。見た目は碧眼。

 モード4は通称FPSモード。ロックオンとかしてくれる優れもの。追跡とかマップとかの機能も充実している。見た目は茶色。


 という具合だ。四つあって、10通りの組み合わせがある。(両目あるから)このオッドアイどうにかならんものかね…。赤目と碧眼のオッドアイってどこのラノベの主人公だよ。

 眼は普段はモード3の鑑定眼で固定している。一番便利だし、髪の色に合うからだ。

 何で碧眼が髪の色に合うかというと、目と同じように髪も錬金術で改造したからだ。髪の毛を操るスキルが出たため、どうせなら強くしてやろうと改造した。普通の刃物を当てても切れないが、後悔はしてない。まあ、その過程で髪の色が銀髪になったわけだ。


 その他にもいろいろ変わった。足の裏の磁場を操れたり、手刀したら風が圧縮して飛んでいったりする。あとは天使みたいな羽がついてたりする。隠蔽で隠すから問題ない。

 種族が人造神人になったのはついこの間で、それまでは人造人間だった。多分、解放条件にLUC以外全ステータスS以上があるんだと思う。


 体のスペックはこんなものだけど、武器も作った。それがこれ。


――――――――――


大剣・ファルゲイン

特殊効果

伸縮自在

重量変化

不変


――――――――――


 まあ、とりあえずこう言いたくなる。「チートお疲れ様です」とね。この世界の武器は攻撃力の数字とかはなくて、武器の性能は全て特殊効果で決まる。特殊効果はほぼ一つしか付かず、超一流の鍛治師が打って二個付くかというようなものだ。三個付いている物は伝説級のものというわけだ。

 そして「不変」。伸縮自在と重量変化に矛盾してるじゃないか! とか思うと思うが、安心していい。結構都合よくできているらしく、刃こぼれしない、折れない曲がらないというような効果だった。要するにチートである。

 武器はこんなものだが、防具は無い。というか、人造神人(ホムンクルス)だから体の中に鎧があるようなものだから今さら防具なんていらないわけだ。


 そんなわけで異世界に行く準備が出来たからそろそろ時間停止を解除しようと思う。

 《停止解除》そう唱えると、近くから説明をしている声が聞こえてきた。どうやら俺は説明の途中で時間停止をしたらしい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る