現代を舞台にしながらも、夢の中なので童話的な雰囲気に包まれているお話です。文章もこの作品の主人公らしい優しいものとなっており、非常に読みやすくてポカポカとしています。そして、この作品を一言で表すなら素敵という言葉だと感じました。最初から最後まで嫌な感じのしない本当に綺麗な作品で、どうしようもなく愛おしくなります。夢の多くは忘れてしまうものだけど、私も夢の中でこんな出会いを起こしたいです。
『ゲームの人』偏を読ませていただきました!ほっこりするようなお話、力みすぎな人に「もっと力を抜いていいんだよ」というように切羽詰まっている人に「もっとゆっくりでいいんだよ」と語り書けるようにその一生懸命さが癒しとなり、人々は眠りという優しい世界から抜け出し今日も生きていくんだなと思わされました。自分も夢の中でこんな子と会っているんだとしたら、忘れたくないなぁ
少女のお仕事はみんなの夢を覚ますこと。夢を駆け巡り、人々と出会い、楽しい時を過ごします。ですが、最後は魔法の言葉でお別れです。そうなったら、また一人。少女のお仕事はその繰り返し。それでも、少女は楽しそうに次のお仕事に向かいます。自分の仕事に誇りを持って。優しくもちょっと寂しい物語。それでも、凄く楽しい物語だと思いました。
主人公の女の子の視点で書かれており、臨場感たっぷりです。文字の節々から優しさが溢れており、読み終わった後には心が温かくなります。
小さな女の子(?)の一人称で紡がれる本作は、現代人の夢の中のを舞台にした童話のよう。 女の子は果たして、現実世界でストレスを抱えたまま夢の世界にやってきた住人を、さわやかな目覚めへと導けるのか……!? 一つのお話がちょうどいい長さで、心地よい読後感と癒やしを与えてくれる。
童話タッチで話が進んでいきます。すっと世界観に入り込め、主役の視界で物語の世界を覗くことができます。そして読んでてわくわくするのです。先へ先へと。