三 その日、少女は少年と邂逅する
「なるほど……なるほどなるほど、なるほどですね――いだいっ!」
「あのね、あんた教えて貰ってる身なんでしょ。ふざけないの」
現在は昼休み。自身の机の前の空き席にて逆側で座った麻衣が夢に頭を叩かれた光景を見て、翼は苦笑した。
「ふざけてないよー……」
「如月さん。この公式を覚えてさえいれば、今日の再テストで落ちることはないよ」
数十分の時間を麻衣の勉強に当ててやった翼は、一段落着いたと見て一つ溜め息を落とした。
「うん、うん、ありがとーです!」
結局。
麻衣の強過ぎる押しに負けた翼は、昼休みに数学の範囲の勉強を教えることにしたのだ。
成績優秀者の翼が一対一で勉強を見てやれば、誰がやっても付け焼き刃でも、ある程度の点数を取れることは間違いない。
翼が適当に作って出した問題を悪戦苦闘しながら解いていた麻衣は、全ての問題を解き終えると満足げな顔をして伸びをする。
「いやーしかし、この私に数学をできるようにさせるだなんて、村雲さん先生のセンスありますなーいだだっ!」
「ちゃんとお礼は言いなさい」
夢に側頭部を握り拳で抉られる麻衣を眺めてから、翼は手書きの問題に視線をやる。その問題は優しめに作ったのだが、とは言わなかった。
加えて言ってしまえば、テスト対策用に急いで教えただけなので復習をしなければ一日で忘れてしまうものである。
麻衣は恐らく、再テスト以降にこの範囲の勉強をすることはないだろう。
「あの、村雲さん! 本当にありがとうございます、これで今日のテストもびしばし行けそうです!」
「気にしなくていいよ」
クラスメイトとここまでまともに話したのは、久し振りだ。単に勉強の手段にされはしたものの、昼休みという時間が久方振りに充実していたと翼は感じている。
それだけで充分だった。
そこで、次の授業を報せるチャイムが校内に鳴り響く。
「それじゃあ、後は頑張って」
「いえっさー!」
麻衣と夢が自分の席へ戻っていく。
翼は、先程まで麻衣が座っていた席に視線を預けて呟いた。
「朧榮君、今日は来ないみたいだな」
単なる偶然であれば、いいのだが。
◇
普段の日常と取り立てて変わったことは――麻衣から一緒に帰ろうなどの誘いがあったことを除けば――まだない。
用事があると言って断ったからだ。
今日も平穏を崩さないまま授業を終え、翼は学校を後にする。
「……ふむ」
彼が学校に来ない事例は時々あった。基本的に一月に最低一度は休むので気にする必要もないのだが……。
「気になるな」
昨日の今日だ。自分が原因でも可笑しくないと思った翼は、帰宅までの進路を少しばかり変更させることにした。
目的の場所は、昨日彼と最後に言葉を交わした路地裏だ。そこまで行けば――恐らく追える。
「……ここだな」
翼には約半年前――高校に入学した辺りから、肉体の感覚が異常に鋭くなることが度々あった。
それは決まって人を探す時に現れる。
鋭敏になるタイミングは必ず、目標を最後に認知した場所でしか起こらない。
が。
そうなる場合とならない場合があるために、翼は最近になるまでそれを理解することができなかったのだ。
今も半信半疑といった微妙な心境でそこに来ているが、
「――ああ、居た」
今回は上手く感覚が働いてくれたようだ。
自らの感覚が示す“朧榮雄海”の情報を元に進路を決めた翼は、目付きを鋭くして、眉根を寄せた。
「……工場?」
霞町の端辺りに位置する場所に、とある工場があった。一体何を作っていたのかを翼は知り得ていないが、今は稼働をしておらず数ヶ月前に解体される予定だった場所だ。
――現場の人間が皆殺しにされて解体中止になったという、何やらいわく付きの工場であるが――。
「そんなところに、何の用が」
「流石に僕とて行くのは
脳髄にろくでもない警告の鐘が鳴らされている。
それが彼の危険及び死亡の可能性を指し示しているのだとすれば――若しくは翼自身に対する警告ならば。
「そこで死ぬのも悪くはない、ね」
かつて自暴自棄になった自分が、よく口にしていた言葉だった気もする。
翼は自嘲するように一笑して、懐から携帯を取り出した。
「四時過ぎか。そうだな、今日中には帰れるように尽力はしよう」
でなければ野菜室のもやしの期限が切れてしまう。
半ば何かがあることは予想済みの翼は――自分の行動を誰かにつけられていることなど、気付きもしていなかった。
◇
そこは大抵の人が駅利用のために通るので、田舎にしては人通りが激しい。
今は枯れてしまっているが、春になれば桜の木が花びらを落とし、新入生が通る桜並木と化す霞町随一の名物コースである。
なのだが。
「うーむ、ほんとに静かだねー」
「そりゃあそうでしょ。最近、治安悪いからね」
閑古鳥でも泣いていそうなほど、寂れた木瀬光の歩道。
道の中心をとぼとぼ歩いていた麻衣がむっとした調子で呟くと、常に冷静な夢に返される。
さて――どうして人通りが少ないのかといえば。
霞町にて度重なる殺人事件が継続的に発生しているためである。それに伴い最近の木瀬光通りはめっきり人が通らなくなってしまっているのだ。
対策として既に休校になっている学校も少なくない数あり――それは疑海高等学校も例外ではない。
最近は集団下校も増えていたが、とうとう外に出掛けることさえ難しくなっているのだ。
「はぁ。学校、しばらくはなくなりそうだね。楽しいのに」
これは翼は全く聞いていなかったのだが、今日のホームルームで担任の先生が言っていたことだ。
まだ未定であるが、近い内に休校措置が取られるとみて間違いはないだろう。
「宿題とかなくなっていいんじゃないの? 麻衣は」
「そりゃあ宿題は嫌だけど!」
「あ、ごめん長期休校になるんだとしたら普通に課題出すよね、当たり前に」
「……えっ」
「なにその心底落胆した顔は」
しばらく神妙な目付きで地面を見据えていた麻衣は、絶望に広がる顔を暗くして吐き出す。
「……学校、しばらくお休みになりそうだし……課題出るなら行きたいよ……」
「いい加減学校も対策は取らなきゃいけない時期でしょ。仕方ない仕方ない」
「嬉しそうな顔してるね、私の分の課題もちゃんと手伝ってよ」
「そんな義務私にないわよ!」
何がちゃんとなのだ。
数々の嫌な思い出を一喝と共に一蹴し、夢は何気なく麻衣から視線を外すと。
「……あれ、村雲さんじゃない?」
遠くを見つめて呟いた。
反対側の通りを直進する彼女に麻衣も気付き「あれ」と首を傾げた。
「なにしてるんだろ」
「用事じゃないの?」
「学校とは全然違う方向から来てるし、それに制服だし、それでなにしてるんだろって」
「確かに。言われてみれば……」
うんうん頷き、夢はその理由に閃いた。
「あ、なるほど麻衣がうざがられてるのね理解」
「ちょっと、それじゃまるで私がうざい人みたいじゃん!」
「いや、そう言ってるんだけど……」
苦笑いを浮かべる夢の横、むくれる麻衣はそうじゃなくてと冗談混じりの会話を断ち切った。
「今度は何よ」
「翼、向かってる方向ちょっとおかしいよ」
「どういうこと?」
夢は再び遠くを歩く翼を視界の中央に捉えて――そのおかしさに気付いた。
彼女は大通りを途中で逸れ、姿を消していく。確かあの道の先には最近潰れた工場があった。
その脇道は工場に働く人達のためだけに作られたようなもので、関係者以外の立ち入りがほとんどないとも言われるヘンテコな一般道だ。
工場に辿り着くまではファストフード店やコンビニさえもなく、学生の麻衣と夢には一切の需要がない道である。
そんなところに、どんな用事で。
顔を見合わせた二人は頭のてっぺんに疑問符を浮かべていたが、麻衣がとある提案を出した。
「追っかけてみよ」
「はぁ? それストーカーじゃない、私はお断りよ」
「だって、なんだか心配だよ」
工場での事件を知らない二人ではない。それには同意した夢だったが、やはり追い掛けるのには抵抗があるようだ。
「もしかしたらあそこから近道できるってだけかもよ。あそこからの脇道だってないわけじゃないと思うし」
「……むー」
と、そこに。
茶色のジャケットを羽織った、長身の男が声を掛けてきた。明らかに不審なタイミングで声を掛けてきたその男に、麻衣も夢も当然の如く警戒する。
「――なぁお嬢さん達」
「あ、すみませんナンパとか受け付けてないんで」
「……」
場馴れしていた夢が即座に切り捨て、冷徹な視線を送る。
冷たい反応に思わず無言になってしまった男は、それから白けたように苦笑いして「ちげぇよ」と否定した。
とはいっても、寂れた通りに女子学生二人、それに声を掛ける怪しい男。
警戒しない方が不自然だ。声の掛け方が悪いのだ。
普通に「すみません」と言ってくれば、麻衣も夢もそこまで顔をしかめたりはしないのに。
「じゃ、聞きますけど。何ですか?」
「お前らあの工場に向かうつもりだろ? 悪いことは言わねぇから止めとけ。怖い者知らずの不良が心霊スポット行って呪われるくれぇ馬鹿だぜ?」
「……聞いていたんですか」
果たしていつから会話内容を聞かれていたのか。
それについて夢は目を瞑ってやるが、警告を促した男が怪しいことに変わりはなかった。
「行かないんで安心してください」
「あっそう。それじゃあな、真っ直ぐ帰れよ」
夢が適当にあしらうと、男は満足した様子で二人に背を見せた。
だがそのまま去っていく男に麻衣が「あれ」と呟く。
「どうかした?」
「あの人、工場の方向かってくんだけど」
夢がそちらを見やれば、確かに怪しさ満点の男が脇道を行こうとしているのが分かった。
どいつもこいつもあんな道に何の用があると。
一つ溜め息を吐いた夢は、携帯を取り出した。
「――麻衣、私も気になってきたから麻衣にお任せする。どうしたい?」
「行く、行く行くーさっすが夢さん!」
「行くの止めようかな」
「あーごめんってばー……」
いつも通りに麻衣を相手にしつつ。
とある連絡先へ一通のメールを送った夢は、端整な顔を引き締める。
「麻衣、行くなら遊びは無しだからね」
「え、う、うん」
突然の夢の真剣な眼差しに困惑した麻衣だったが、彼女も真似をするように顔をきりりと引き締める。
「あ、麻衣、それ不自然過ぎて笑っちゃうから止めて」
「あーもうー! いつも通りにしますよーだ!」
舌を出して不貞腐れる麻衣は完全無視。夢は無情にも横を通り過ぎていく。
こうして翼の後をつけることに決めた二人は、駅へ向かう予定を変更して工場への道程へ歩を進めていった。
――これから起こることなど、知らないまま。
◇
「……やぁ、君はここにどんなご用で?」
翼が廃工場までの道をただただ歩いていると、前方から歩いてくる薄気味悪い少年から声を掛けられた。
灰色のフードを目が隠れてしまうほど深く被り、にたにたと広げられた口元が彼に余計な悪印象を与えている。
年齢にして十四、十五。翼と近いであろう年齢の雰囲気と佇まいだ。
「君こそ一人で何をしていたのかな」
平淡な声音。
翼が質問に質問で返すと、少年は憮然と鼻を鳴らす。
フードで隠れており表情を窺い知ることはできないが、
「僕は急いでるから。“じゃあね”」
勝手に話し掛けてきておいて一方的に会話を終わらせた少年が、翼を横切って後ろに消えていく。
「――なんだ、今の」
一人ごちた翼は、会話にすらならなかったやり取りを思い返し、少年の去り際を見つめる。
そもそも前から歩いてきたということは、彼は工場のある方から歩いてきたに他ならない。
――得体の知れない怖気を感じ、翼は少年から目を離した。
「あの、雰囲気。どこかで会ったことがある、か?」
歩みを再開させた翼はそんな思考をしてみたものの、結論には至らず。
まあいいかと少年の存在を忘れる頃に、廃工場に辿り着いた。
――夕焼けに照らされた白灰色の建物。煙を排出するはずの煙突が寂しく伸び、雨ざらしによって錆び付いた鉄骨や鉄パイプ等の廃材が無造作に転がっている。
同じく、錆びた鉄扉が翼の眼前で立ちはだかっていた。
開けようとドアノブを捻ってはみたものの、当然のように鍵が掛かっていて開かない。
「どうするかな」
扉の横には固く閉じられたシャッターが一つ。施設の端に設けられた階段の上には二階から出入りする扉もあるが、いずれも端から開くとは思っていない。
中に入る方法はない――が。それはあくまでも正攻法での話だ。
彼が中に居ることは既に把握している。
そしてその彼は、確かに中にいる。
つまり侵入可能だということ。
扉やシャッターが固く閉じられている今、彼の侵入経路は限られている。
窓か、横に付けられた排気管か、煙突か――或いは鍵を所有していたか。
無難なのが窓で、他は薄い。
鍵に関してはオートロック方式でパスカードを差し込まなければならないので、彼がそんなものを所持しているとは思わない方がいい。
普通に考えれば、有り得ない話だ。それに電気が通っている保証もない。
よって。
翼は鉄パイプを片手に持ち、工場を一周するようにして歩を進め、窓の取り付けられた場所をただひたすらに探し回る。
「……」
割れた窓を発見。なるほどと鉄パイプを捨て、窓に手をかけたところで――。
「今回ばかりは、偶然じゃ済まされないな」
背後からの声に、翼は硬直した。恐る恐る振り返ると、翼の視線に“彼”が映る。
血塗れの制服。血塗られた短刀が危なげに輝き、彼の無表情が翼を射抜く。
水町薫の本性を、翼が垣間見た瞬間であった。
「“朧榮君”……いつから」
「なぁ村雲。お前、化身だろ」
吐き捨てられた言葉。それが何を指すのか理解しなかった翼は答えない。
「化身であるならば、これ以上言葉を交わす必要はない」
返答がなかったことで、彼は殺意を翼に突き刺した。
短刀を振り抜いた彼は、流麗な動作で銀の軌跡を中空に広げ――。
「ああ、君は……そうか」
笑みを浮かべた翼の胸元に、それを刺し込む。
ずぶりと吸い込まれた左胸から、血液が広がった。
短刀が引き抜かれると、翼は地に崩れ落ちる。
正確に突き刺された心臓から鮮血を散らし、食道を通った血液が翼の口から漏れ出てくる。
そのまま、ぴくりとも動かなくなった。
呆気ない死。心臓の鼓動を停止した彼女を眼下に納め、
「……おかしいな」
呟いた。一撃で沈んだ翼の亡骸に触れ、水町薫は眉を潜める。
そんな水町薫の行為を、遠くから見ていた者達がいた。
「嘘、でしょ」
女子生徒二人。
麻衣が放心した顔で口を開き、夢は翼の死体に水町薫とその制服を見て、驚愕している。
「……ったく、今日は面倒な一日だ」
水町薫は翼の亡骸から目を離し、瞬時に二人の前へ移動した。
「おまえ、おまえ、自分が何やったか……!」
生気の抜けたような顔から一転、鬼の形相で激怒した麻衣の両頬を片手で鷲掴みにし、それ以上の言葉を吐き出させないように締め上げる。
「悪いがお前らには忘れてもらう。全部な」
「あんたは――一体」
夢は持っていた鞄を水町薫に投げ付けようと振り上げたが、そうする前に彼の空いた右手が夢の首を掴んで絞め上げた。
「……!」
「悪いな。悪いとは思っているが、お前らが忘れちまえばそれで終わりだ」
それを言ったと同時、二人は立つ力を失って地面に崩れた。
麻衣も夢も、安らかな寝顔を見せて地べたで眠りこけている。
――これが『狂人』たる水町薫が持たされた、歪な能力の一片である。
糞が、と吐き捨てたそんな彼の背後から、物静かな拍手が打ち鳴らされた。
舌打ちした水町薫はそちらを睨み付け、溜め息を吐く。
「おうおう、か弱い女の子に『能力』使うとは、素晴らしいねぇ」
「……近くにいんなら人払いくらいはして欲しいもんだな」
「忠告はしたぜ? ただこんなところに来ようとする連中だ、言っても止まらねぇだろうが」
軽薄な拍手を行ったのは、茶のジャケットに身を包んだ研究員だ。
口元に浮かべた歪な笑みは、水町薫の苛立ちを更に煽っている。
「ファンが三人に増えたみたいだなぁ、なんちゃって」
「下らない言葉を抜かす暇があるのなら、事後処理を先に済ませろ」
翼の死体に顎を向け、麻衣と夢を襟首を摘まんだ水町薫は研究員に言う。
「あ――テメェあの女殺しちまったのか」
研究員が死体の翼に気付き、水町薫を一睨みする。
「あのまま放置すれば奴は『化身』を見るだろう。そして奴自身も、普通の人間とはどこか違った生物に見える。だから殺した」
「……はぁ。あっそ、分かったよ、後処理はしといてやる。【血】は?」
「【血】には逃げられた。その代わり、ただの化身は工場内に捨ててある」
「分かった、後は全部任せろ。化身は回収、ファン一号も回収、ファン二号と三号は処理を施して自宅に届ける、でいいか?」
「……勝手に言ってろ」
呆れて呟いた水町薫は、その場から消え去っていなくなる。
残された研究員は煙草を取り出した。マッチに火を灯し、口にくわえた煙草の先に点火する。
「さて、どうするかなぁ」
煙を吐いた研究員は翼の元まで歩いていき、血だまりの中心を見物する。
中心のそれは、自身の血に彩られて動かなくなっていた。
「村雲翼、ねぇ。アイツは気付いてなかったみたいだが、コイツは――」
苦い表情をした研究員は、翼の傷口に手を触れた。
「やっぱりかぁ――開花、しやがったな。お前はこの子の運命を、本来の軌道に戻しちまったんだ。この罪、重いぜ」
注射器を取り出した研究員は、翼の首筋にあてがい血液を採取する。
そうしてから、静かに携帯を開いた。
「はいはいもしもし。俺だ、例の工場まで三人ほど頼む。俺だけじゃ人手が足りない」
自らの所属する研究所に連絡を送ってから、研究員は半分ほど吸った煙草を背後に投げ捨てた。
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