キャラクター紹介その2
ここまでの登場人脚&あらすじ
これより、
最終決戦を目前にして、ついにこの物語に登場する脚も男も全て現れ、名を明らかにした。
ここにこれらの人物を紹介し、『美脚ハザードムービー・イン・市庁舎編』のあらすじも一旦まとめることとしよう。
前回のキャラクター紹介、並びに第10話冒頭のあらすじを合わせて読めば、再読派の余計な手間も幾分省けるのではないだろうか。
かいつまんで過去の話を振り返りたい諸氏も、途中で読むのをやめてしまった諸氏も、再開を待ちわびていた諸氏も、これらを活用していただければ幸いである。
だが勿論、こんなものは無視してなんとなく気が向いた時に、各話を読み飛ばすのも悪くはない。いつでも読みたい時に、ここに美脚は点在するのだから。
脚は貴方の帰りを待ちわびている。
『第十四話』
~全身タイツサイボーグ~
●丁阡号
名前の読みは「ていせんごう」。
全身タイツサイボーグの剣脚であり、冷酷無比な
仮面で目元を隠し、喋り声も機械的であることから、無感情と不気味さがより一層際立っている。
カタカナ喋りは読む方にも書く方にも優しくないが、そんなことは気にも留めずに話す辺りが冷酷無比だ。変換ミスがちょくちょく見つかっては修正されている。制作秘話である。
銀色のタイツに全身を包んでそのボディラインを晒し、体の至る所で触れるものを切り落とす、全身凶器。警察勢力と、その雇われ剣脚である真壁蹴人を、全てその身で斬り倒した。
町長の刺脚の中で、今なお戦場に残る唯一の勝者である。そんな彼女の次の対戦相手は、最弱に等しい新米のようだ。
『第二十話』
~タトゥータイツ着物姐さん~
●鬼龍院唐紅
名前の読みは「きりゅういん・からくれない」。
タトゥータイツ着物姐さんの剣脚であり、町長が放った最後の『
極妻から組長となるが組は壊滅、組抜けした男とともにカタギの暮らしを送るも、再び戦場に呼び戻される波乱の人生模様。
その激動の女の一生に呼応するかのように、「ピストル撃ちの着物姐さん」→「タトゥータイツ着物姐さん」→「諸肌晒したタトゥータイツ緋牡丹姐さん」と、戦い方も着崩し方も進化する。
それでいて基本戦術が、毒の弾丸による遠距離戦という、大人のいやらしさを全面に押し出した女である。パート先ではネコをかぶっているらしい。
その脚に履くのは、緋牡丹を散らした毒吐く
~着流し流し目~
●若狭マサ
名前の読みは「わかさ・まさ」。
鬼龍院唐紅を「姐さん」と呼び付き従う、関東
今では平和なカタギの生活を送りつつ、延山刑事にタレコミを行う情報屋としての一面も持っていた。どうして銘菓ひよこにいちいち隠して渡していたのかはよくわからない。家にひよこが余ってたのか。どうやってメモを白餡の中に入れたのか。
ご家庭では亭主関白な顔を見せるが、鬼龍院唐紅とともに戦場に戻ると、かつての関係性に立ち返る。姓が同じでない辺りにも、何らかの複雑さが伺える。
『第二十二話』
~カメコ好々爺~
●溶岩米寿
名前の読みは「ようがん・べいじゅ」。
飛車しろみに付き従う、カメコ好々爺。手に持つ杖は三脚であり、これでカメラを固定して、しろみのロリっぷりを激写する。
修験者姿がよく似合い、時折厳しい喝破を飛ばすなど、秘めた一面を垣間見せることも。
初登場は第七話であり、長々と「しろみの連れの翁」としか描写されていなかったが、終盤に来て遂に名前が判明。新米刑事・溶岩幸子の祖父であることが明らかとなった。
<『美脚ハザードムービー・イン・市庁舎編』あらすじ>
決戦の市庁舎に飛び込んだ、
ここで黒タイツ眼鏡女子高生、負門常勝が
かくして二人はヘル・レッグケルズを撃破。ニーソサークルクラッシャー
だが勝利の代償として、負門常勝は黒タイツの中に囚われた異形となってしまう。
一方その頃、時を同じくして市庁舎に突入した警察戦力は、雇い入れた剣脚である
激戦の末、警察戦力は壊滅。真壁蹴人の死亡という、最悪の敗北を喫する。
網タイツハイヒール巨女と、黒タイツ眼鏡女子高生という、町長に抗する貴重な戦力を二つも失ったその時であった。巫女ロリババア飛車しろみが礼賛のもとに現れ、負門常勝のタイツの闇を抑えこんだのだ。
月脚礼賛は、この老師に常勝のことを任せて、次の戦場へ向かった。走りながら轟丸に語って聞かせる過去の中で、しろみとの出会いや、『三種の神器』のそれぞれの能力、美脚で
話を終える頃には、階段で構えるタトゥータイツ着物姐さん
新必殺技『
着物女と着流し男は戦場を去ったが、身動き取れず倒れる礼賛と轟丸。
闇を払い終えた飛車しろみと連れの翁も参戦する気はなく、礼賛側に戦える人材はもういないのか――と嘆くのはまだ早い。カメコ好々爺、
残党狩りを開始した全身タイツサイボーグ丁阡号の前に、決死の覚悟で立ちはだかるは、ベージュストッキング新米刑事。
両陣営が死力を尽くした脚と脚のぶつかり合い、残る戦力は互いにごくわずか。果たして決着はいかに。
これより、『多種多脚最終決戦編』の開幕である。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます