第13話-過去-5/24


5/24


 端末の音により、僕は起床し、目を瞑ったまま包帯をつけた。

 案の上、アマネさんの方が先に起きた。端末がなかったら僕はまだ眠っていただろう。朝の7時。乙種の効果で肉体的な疲労が回復するからか、昨晩の就寝時間であっても早起きができるのかもしれない。

 そんな考察をしている間、アマネさんは僕の方をじっと見つめていた。どういうことか、理解できていないのだろう。


「おはよう、アマネさん」


「おはよう」


 ございます、とアマネさんは付け加えお辞儀をした。ずいぶん堅苦しくなったものだ、と苦笑してしまう。また振り出しだ。僕はやり直したいと考えることが出来ていた。


「そんな固くならないでよ。数日とはいえ、一緒に暮らしていた仲なんだしさ」


「そう言ってくれるなら」


「悪いけど、少し時間をくれないかな?」


「時間?」


「検査とかあるしね。忘れちゃった?」


 アマネさんはそうね、と言って軽く笑った。色はなかった。恐らく、表情も同期していないのだろう。

 僕は入り口で待ち伏せ、入ってきた進矢を驚かせた。


「外でやろう進矢。空き室ぐらいあるだろ」


 進矢は僕から視線を外し、アマネさんを見て、もう一度こちらの方を向いた。


「そうだな」


 病室から近くの部屋に入り、椅子に座ったものの、どちらも口を中々開かなかった。

 2、3分続いた空白を終了させたのは進矢だった。


「すまなかった」


 進矢は立ちあがって丁寧に頭を下げた。


「桂が寝込んだ理由とアマネさんが何をしているのか聞いて、俺はそれが事実なのか確かめようと思った。噂を一つ一つ潰していき、一人の医師にアマネさんのいる場所を案内してもらえることになったのがさっきだ。俺は噂ではあるが、知っていて話さなかった。これ以上、桂が傷つくのは耐えられなかった。桂が何度も会わせてくれ、と言われても答えられなかったのはそういうことだ」


 僕を思っての行動だった、と進矢は正直に話した。彼の場合、言い訳などではなく、本当のことを伝えているだけだった。良くも悪くも繕ったりしない人間なのだ。

 なので、僕と進矢があの部屋で会ったのは偶然などではなく、第三者の思惑だ。悪意に満ちた計算。


「俺はお前を責めてないよ、進矢」


 進矢は先ほど入り口で僕に驚かされた時より、驚いた色の吐息を洩らした。


「どうかしたか?」


「いいや、話を続けてくれ」


「別に進矢がアマネさんに酷い事をしたわけじゃないんだから、責めようがない。隠していたのも、俺のためにと考えていたんだ。それが真に俺のためになったかはわからないが、そうしてくれたこと自体に怒りはない」


「ありがとう」


 進矢はもう一度頭を下げ、椅子に座った。


「先に言っておく。俺はアマネさんを見捨てるようなことはしない。進矢が反対しようと、必ず」


「知ってるよ。桂ちゃんはそういう奴だ」


 進矢は笑って僕の手を握った。


「あの子の力になってやれるのは桂ちゃんだけだ。昨日、言ってたろ。悲しんでるって」


 どうやら僕の恥ずかしい台詞は、心の内に留めたつもりになっていただけらしい。


「その通りだと思った。目の前の女の子が何を考えているかなんて考えもしなかったよ。桂ちゃんを傷つけた相手という認識しか持てなかった。冷静さを欠いていたな。それですぐに調べたんだ」


「調べた?」


「ああ、アマネさんの過去をね。ショックなことだと思うけど、全部言うよ。これから彼女を守るのなら必要な情報だから」


「頼む」


「数年前に起きた火事が彼女の人生を大きく変えたらしい。両親ともに仕事に熱意があり、人望も厚い人だったそうだ。あとは弟がいる4人家族だったが、火事により弟が亡くなり、母親は全身に火傷を負った。母親の火傷は痕がほとんどなくなるほど治ったが、父親が母親を女性として見ることができなくなったらしい。そこの経緯はわからないんだ。これはあくまでアマネさんが乙種を患った理由が書かれたものを盗ってきただけだから」


 進矢が盗ったという言葉を使うことに嫌悪を抱いてしまった。僕のためだというのに、彼には綺麗であってほしいという願いが感情を捻じ曲げていた。潔癖野郎の身勝手な感情だ。


「それにより、母親はアマネさんに暴力を振るうようになった。それはある日を境にエスカレートすることとなる。それは、両親が離婚し、母親に引き取られてからだ。そして乙種を発病。それから数年後、アマネさんは父親に引き取られたが、会社が資金難になり、アマネさんを売った。それがここだったというわけだ」  


「それをまとめたのは祖谷か?」


「ああ。このことを知ってたのは祖谷と、彼の計画を利用した奴だけだ」


「悪い。話の腰を折ったな。続けてくれ」


 と僕が言うと、進矢はそうだったな、と咳払いをした。


「彼女は治療をするという名目で和多田病院に入院し、甲種と乙種を同じ空間で生活させる実験に参加してくれることを許諾してくれたので、君と同じ病室となった。が、それは祖谷にとって本当の目的ではなかった訳だ。でも、祖谷は逮捕された。奴が考えていた和多田病院の乗っ取りは潰したけど、計画は完全になくなったわけじゃなかった。引き継いだ奴がいたんだよ」


 進矢は3度目となる謝罪の言葉を口にした。


「そいつらは祖谷とは無関係だった。目的は、病院を乗っ取るという規模の大きいものでなく、俺を馬鹿にするためだったらしい。一部の医師が結託して、アマネさんの父から再度彼女を買い、今回のことを企てた。聞き出してみれば、計画性はそこまでなかったよ。祖谷と比べれば杜撰なものだった。アマネさんを使って何かするという不明瞭なものだったそうだ。桂のアマネさんに対する恋心を利用しようと考えたのは、君が現場を見て衰弱した時だったと言っている」


 怒りはあったが、それよりもなるほど、と納得してしまった。1回目の時に、何故アマネさんの父親が怯えていたのか、祖谷の計画に組み込まれた背景もわかったからだ。

 だから、アマネさんは心を閉ざしていたのだ、とわかった。

 出来すぎた物語のようだけれど、僕の目の前にある問題だった。このことを知っていなくとも、アマネさんを助けようという意思は変わらないし、その熱も大差はなかっただろう。ただ道筋が見えやすくなっただけだ。


「桂ちゃん、最高にイケてる顔してるよ」


「そりゃどうも」


 アマネさんの身柄の保護は任せてくれ、と進矢は言って、僕を病室に戻した。今日は検診も包帯を変えるのもしなくていいそうだ。

 病室に戻ると、鍵を閉め、包帯を取った。アマネさんはベットの端で姿勢を正して座っていた。


「お待たせ」


 それだけ言って、僕はどう切り出すかを考えた。アマネさんの過去。それはデリケートな問題であったが、避けて通れない。しかし、それはアマネさんの一言で吹き飛んだ。

 

「私は助けてもらったということになるのかしら?」


「え?」


「あのね、感謝はしてるの。恐らく、悪いことをしていたしされていたとも思ってる。でもそれがなぜかはわからないの。説明できないのよ。自分自身にさえ納得させられない。正しいとか正しくないとかわからない。あれは悪だったの?」


「その前に嫌じゃなかったの?」


「だからわからないのよ。知っているのはあれが私を活かす手段だということ。そのはずだった。ごめんなさい。上手く言葉にできないから、一から言っていくわ」


 アマネさんは目を細め、唇を手の甲で拭った。それを見て、心臓が上に持ちあがったかのような衝撃が走った。彼女の姿と仕草が、挑発的な恰好で甘えているように見えたのだ。もう一度、思い出してみると、今度は違うように思える。所作の一つ一つがミステリアスで、どうとでも解釈できた。


「私はあの日、部活から帰ってきて、燃えている家を見た。すぐ通報しようとしたら、もう目に見える距離に消防車が見えた。その時、家からママが飛び出てきて、私を殴った。お前のせいだって怒鳴って。そして弟が火事で死んじゃった。お母さんは通夜の時、私にこう言ったの。弟は天国に行きました。だけど、お前は悪い子だから、弟の所へは行けない地獄行きだ」


 アマネさんの言葉に抑揚はなく、表情も変わらなかった。ただ淡々と時計の時刻を読み上げる機械のような調子で話していた。


「火事で弟が亡くなって、ひと月もしたらママは私に暴力を振るうようになった。火事はお前のせいだって。手で叩かれたのはたった数日。手が痛いからって、物で殴り、あらゆる行動に制限をかけられた。食事から排泄まで全て。火事から数ヶ月ほど経って、両親が離婚し、暴力はさらに過激になったわ。そして、乙種を患ったの。お母さんの言う通り、悪い子だから翼を失ったの。天国に行けなくなったの」


 監禁になるのかしらあれは、とアマネさんは可愛らしく小首を傾げた。けれど、表情は変わらないから、心は窺えない。

 そこが、アマネさんの魅力なのかもしれない。観測者の都合でいかようにも変化する。そして僕らは、彼女自身が見せる淡い変化を、こちらが好む反応だと誤認し勘違いしてしまうのだ。欲望を映す鏡とでも言うべきだろう。


「離婚してから受けた暴力について具体的に言うと、24時間実施されるようになった。当時中学生だったけれど、離婚する前はパパへばれないために学校には通わせてくれていたの。けど、それはできなくなった。毎日毎日、ママは私を執拗にいたぶったから。されたことは多分、千は優に超えるわ。この世には人を痛めつける手段がこんなにもあるのだな、と思ったわね。でもそれがずっと続くことはなかった。何年かしてお父さんはお母さんがいない間に私を連れだしたの。中学校の卒業式の日に監禁から救出された」


 アマネさんは急に黙り込んで目を瞑った。どうかしたの、とこちらが訊く前に彼女が、思い出したわと言った。


「車の中で私に向かってパパはこう言ったの。もうすぐ中学校の卒業式があるから、アマネと春休みの間に出かけようと思って、君だけと会うために学校に行ったけどいなかった。それで興信所に頼んで調べてもらったんだ。離婚する前、俺は会社の不振でとても疲れていたんだ。それでもあの頃家に週に一度は帰れたけど帰らなかった。お母さんに助けを求める気にはなれなかった。なぜなら、間違いなく火事はアイツの責任だった。それなのに、アマネに罪をなすりつけるために、アイツは焼けている家のすぐ前で、周囲に見せつけるよう君を殴った。火傷した顔で自分を守るために娘を殴りつけた。そんな人間は恐ろしかった。だから、家に極力帰らなかったし、アイツにその思いも伝えず、アマネの異変に気付かないまま、離婚したんだ」


 一度しか話したことがないせいかもしれないが、アマネさんによるお父さんの声真似は似ていた。意外な特技である。そのことを褒めたかったが、彼女の性質上、話を中断してしまうと、元に戻すのが難しいだろうからやめておいた。


「高校受験ができなかったから、私は病院に行って、帰って家事をする日々が続いたわ。そんな時、パパにキスされた。私は拒否しなかったし、むしろ応えた。結ばれた後、パパは謝りながらこう言ったわ。すまなかった。会社の不振がずっと続いている所に、狂った奴の対応が重なって疲れ果てていた。実を言うと、監禁からアマネを戻した日から、君を女として見てしまった。どうにかしようとしたけど、疲れた頭ではどうにもならなかった。そして、拒否しないから止まれなかった。これが言い訳だってわかってる。でも、アマネだけには理解してほしいんだ。もう、この繋がりだけは断ちたくないんだ。矛盾した行動だけど、それだけは本当だ。ごめんな。そう言ったわ。パパは何で謝ってたのかな?」


 アマネさんの父親のことを許すことはできないが、理解はできる。何をしても応えてくれる存在が身近にいれば、そこにどんな欲望が生まれてもおかしくはない。それがこんなに美しい少女なら特に。


「桂君ならわかる?」


 僕は答えようと口を開いたが、言葉は出なかった。どう言ってもアマネさんには正しく伝わらないような気がしたからだ。

 そんな僕をアマネさんは悲しそうな目で見つめて、話を続けた。


「結局、私とパパの行為が止まることはなかった。私にはそうすることしかできないって知ってたから。けど、そのことをママが知って、私をさらに恨んだみたいで、外に出たらいきなり襲われた。だから、病院にも出かけられなくなったんだけど、ママはいつの間にか自殺していたそうよ。それでも家にずっといた。外に出るのは許されなかった。私は誰にでも付いていってしまうだろうし、アマネは絶対そんな声を掛けられるから、ダメって言われたわ。パパは私を治そうと色々試していたけれど、諦めたみたいだった。その頃には抱かれている時以外は会話もなかった。パパに褒められるのは抱かれている時だけだった。それだけは許されたの。それが私の価値」


「そんなことはないよ」僕は苦笑いして言葉を付け足した。「ごめん、話を遮るようなことはしたくなかったんだけれど」


「ありがとう。でね、お父さんの仕事はもうどうにもできなくなって、私はこの病院に買われた。そして、その条件に乙種を治す項目があった。治療は成功したわ」


 成功してしまったのよ、とアマネさんは呟いた。


「そしたら初めて痛いと思った。今まで何ともなかった行為が苦痛だった。そんな状態で、彼らは人数が多いから、朝も昼も夜も所構わず呼ばれたわ。けど、私にできるのはただじっと変化に怯えながら耐えることだけ。行為が終わるのを待つだけだった」


 僕は違和感に気づいた。アマネさんが震えているのである。彼女の息の色が痛みと恐れを訴えていた。やはり、そういった感情は取り戻しているのだ。


「でもね、前みたいに耐えられそうになかったの。体と心とを切り離せることこそが私の価値だった。そうしているだけで認められたから、私も満足していたわ。病が治り傷ついた時、そうではなくなってしまった訳だけど」


 アマネさんは口元だけ動かして、冷たく笑った。


「すぐ病は再発し、傷は治るようになった。そのはずなのに、心が痛むようになったの。そうすると傷は消えているのに、身体が痛みを訴えるの。何も感じないはずの私が痛みを訴えるの」


 僕にはその痛みをどうにかすることはできなかった。あくまで痛みは自分自身のものである。そして、外からアマネさんに介しても、今の彼女には響かない。心を持つということが根本的にわかっていないので、こちらの言葉は絵空事なのだ。

 だから、それこそが感情なのだ、と僕は言うのを躊躇った。それは酷なことに思えたからだ。

 今まで感情がなかったと突きつけてしまうことになるし、痛みに怯えている時にそんな事を伝えてしまっては、痛みだけが感情だと受け取られてしまうかも知れない。

 けど、言わなくては。そうでないといつまでもアマネさんは笑えない。前回より幸せにすることなんてできやしない。


「それが感情なんだと思う。嫌なことがあれば辛くなるし、楽しいことがあれば嬉しくなる。心っていうのは常に揺れ動くものなんだ。僕はそう考えている。だから、量の差こそあれ、楽しい事もきっとあるんだ」


「だとしたら、よくみんなそんなところで立ってられるわね」


 感心した風に言ったが、色も表情も変わらない。アマネさんが拘束されていた時は、助けてほしい、という色を感じたが、それきりだ。恐怖を訴えることだけしかできない。 彼女の言うように、耐えられなくなり、色が出てしまったのだろう。あちらが例外なのだ。

 実を言うと、この答えも、それに色が出ないのも、僕には予想できた。

 前回と今回との比較により、アマネさんという人物への理解が深まっている。

 何が違うか。それは前回と違い、彼女の意志を無視して、乙種を治されてしまったことだ。

 アマネさんは準備が出来ていない状態で、世界に放り出された。そこで、望みを抱けず、痛みだけを感じたのだ。望みが考え付かない。したいことがない。

 が、一度痛みを知れば、乙種を再発しても戻れない。それを弱くなってしまったと誤解する。また感情を失くそうとする。そんな事をしようとすれば、耐えられなくて悲鳴を上げてしまう。

 自分から感情を切り離そうとする痛みに、人はきっと何度も耐えられない。

 そう、彼女が僕に質問しなかったのはSOSだったのだ。

 祖谷は見つからないように行動していたが、今回の奴らは見つかっても構わないから彼女をいつでも呼び出した。そしてタイミングの悪い事に、心が戻りつつある状態だったから、痛みに耐えられなかった。

 だから、僕への興味を持つことができないほど、余裕がなかったんだろう。

 しかし、そんなことがわかってもどうしようもない。今できるのは新たに積み上げることだ。

 結局、感情と向き合うのには、自身で行動しなくてはならない。気づく間があって、理解したいと思えない限り実現しない。

 それでも、希望はある。痛みや恐怖という感情は取り戻せたのだ。なら、他の色も期待できるだろう。きっと向き合える。

 だから、僕にできることはそれまで守りぬくことだ。無責任な言葉だが、必ずやり遂げる。悩むことはあっても、そのために邁進する。それだけだ。


「ごめんなさい。私ができてないだけなのよね。みんなはそんな所を当たり前に進んでいるのだから」

 

 僕が黙っていたせいか、アマネさんがフォローしてくれた。


「そんなことはない。立ち止まってしまうこともある。そうした時に必要なのが支えなんだ。アマネさんには考える時間が必要なんだと思う。だから、僕がそれを守るよ。いいかな」


「もちろん」


 アマネさんは僕の声真似も上手かった。


「桂君の優しさはずっと感じていたから。だけど、それにどう応えればいいのかわからなかった。それでも、考えていいって言ってくれるのなら、貴方の気持ちに応えられるようになれたら、うれしいかな」


「うん。待ってる。どんな答えでも構わない。君の言葉なら」


 僕が笑うと、アマネさんも真似るように笑った。とてもぎごちない。声真似とは違って、笑うのはまだ下手だ。

 けど、知ってるんだぜ。アマネさんはとびきり綺麗な笑い方ができるって。




 しかし、その期間は2週間もなかった。アマネさんはまた死んでしまったのだ。

 弟の墓参りの途中に交通事故にあったという。

 本当に事故なのか、前のように殺人なのかはわからなかった。考えたくはないが、自殺という可能性もある。

 何にせよ、今回は失敗だった。

 だったら、僕が選ぶのは一つだ。イリーガルな道。すぐにこの回から移行した。


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