巫女レスラー。それは小説に偽装した洗脳文学兵器である。

巫女と退魔、そしてレスラー。

本来交わる事ないはずだったそれは、この小説を読みすすめていく内に当たり前の事になっていくはずだ。


リングにゴング、フォールによる3カウント。リングアウトすら退魔に含まれる。
本来、それらの対比はシュールさを生み出すはずが、それを通り越して読み手に常識として刷り込んでいく。


さぁ、まだ読んでいないそこのあなた。

存分に染まるが良い。
すでに染まったものとして、新たな犠牲者を歓迎しよう。

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