あとがきに代えての反省文。

 読者のみなさま、この物語を最後まで読んでくださったこと、心から感謝をいたします。


 この物語は、筆者がまだ学生時代に持っていた構想をもとにプロットを組み、書き上げたものです。正直、書いていて納得いかない部分も多々あり、そして、一番のダメなところは、筆者自身が、この物語および登場人物に、愛着が持てなかった、ということです。

 では、なぜ、これを書いたのか…。ひとことで書くのは難しいですが、この物語を書くために、博物館に行ったり、資料をたくさん買って読んだりして、わくわくしていた当時の気持ちに、ノスタルジーを感じて…と言ったものでしょうか。

 しかし、学生時代に途中まで書いた本文は、いつのまにかなくなり、ぼんやりとした構想だけ残っていたものをあらたにプロットを組み立て、文章化していくのは、思ったよりもストレスを感じる作業でした。過去の自分と向き合うというのは、苦しいものです。なんとか書き上げましたが、私の中ではあまり読み返したい作品ではありません。

 一応書き上げはしましたが、構成の未熟なまま、作品を皆様にお目にかけてしまったこと、申し訳ありません。最終章と中盤付近の粗さをなんとかしようしよう、と思いながら、結局そのままになってしまっていること、謹んでお詫び申し上げます。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

海の底へ 室町みのり @squall_kitty

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ