1ーEの2話まで読みました。日常に似た非日常が、短編集として展開されるのは個人的に好みでした。特に1ーBが世にも奇妙な物語っぽくて好きです。確かに明確な説明が多いわけではないので、人を選ぶかもしれません。しかし奇妙な世界に興味のある人には、一読する価値のある作品だと感じました。自分はこういうの好きな方の人間なので、合わない人の意見を提示するのは難しいですね……。申し訳ないです。
細かなところまで気を配られていて、じっくり読んでみてほしいです。特に感情の流れと雰囲気の移り変わりが自然で、いつの間にか物語の世界にひきつけられています。 主軸に据え置かれた不可解演出についても、振り回されぐあいが心地よく響きます。登場人物が軒並みかわいいのも好印象。 冒頭の注意書きさえも、まるでゲームのチュートリアルを読んでいるような期待感と好奇心を抱かせます。ちなみにこの注意書きの読み方で二つの読み方を提案しておられますが、自分は「分からないを楽しみたい人向け」をおすすめします。