概要
午前二時のコインランドリーで、君は知らない人の服をたたんでいた。
大学一年の律は、困っていることなんて何もない。
友達もいるし、授業にも出ている。ただ、何がしたいのかだけが分からない。
誰にも聞かれたことがないし、自分でも考えないようにしてきた。
眠れない五月の夜。
洗う物もたいしてないのに行った真夜中のコインランドリーで、律はソラに出会う。
ソラは、乾燥機に取り残された知らない人の洗濯物を、当たり前のようにたたみ始めた。
「悪い人なんて、いないんだから」
そう笑って、たたみ終えると、律の手首をつかんで言う。
「さて、なにをしようか」
その夜から、律は何度も外へ連れ出されるようになる。
知的で、明るくて、強引で、どこか分からない人。
あの口癖に、どれだけの時間が込められていたのか。
律はまだ、何も知らなかった。
夢のない僕と、太陽みたいな君の、一年間だけの物語。
友達もいるし、授業にも出ている。ただ、何がしたいのかだけが分からない。
誰にも聞かれたことがないし、自分でも考えないようにしてきた。
眠れない五月の夜。
洗う物もたいしてないのに行った真夜中のコインランドリーで、律はソラに出会う。
ソラは、乾燥機に取り残された知らない人の洗濯物を、当たり前のようにたたみ始めた。
「悪い人なんて、いないんだから」
そう笑って、たたみ終えると、律の手首をつかんで言う。
「さて、なにをしようか」
その夜から、律は何度も外へ連れ出されるようになる。
知的で、明るくて、強引で、どこか分からない人。
あの口癖に、どれだけの時間が込められていたのか。
律はまだ、何も知らなかった。
夢のない僕と、太陽みたいな君の、一年間だけの物語。
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