朝の馬屋、老いた馬の毛を丁寧にみがく少年。その馬を牽いて、二里半の道のりへと歩き出す。そのゆく先は検査場。丘を越えれば、学校の庭に馬が集められ、集まる人々のなかには国旗が翻っているのが見える――。重たげな生活や時代の背景、それをうつしてゆらぐ心情を、細やかな描写のみで映しあげた映画のような短編。
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