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概要
この血は、おれだけのものです
『禍血(まがち)』とは、ふれたひとを殺す血である。その血を持つ者は洲に、千年にひとり生まれてくる。洲は三つの国に分かれ、国同士は古くから争っていた。
戦で天涯孤独となった少年、リュウは、ふるさとの村を滅ぼした隣国淡見湖で、奴婢に落とされ働かされていた。そんな中、リュウは『蛭童(ひるわらわ)』の才を見いだされ、淡見湖の皇女に仕えることになる。蛭童とは禍血を吸う役目を負う者のことであり、主となる皇女は禍血を持った者だった。
ふるさとを奪った者への復讐心と、皇女のひとがらへの親しみのあいだで葛藤するリュウだったが、ある日、皇女の禍血を戦に利用しようとする勢力が現れる。混乱のなか、リュウは皇女を連れて逃げることを決意する。
目指すのは禍血を浄化できるといわれる禊の地。葛藤を抱えたまま、ふたりきりの
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