概要
世界が君を忘れても、俺は覚えている。失われた名前を辿る、ふたりの冒険譚
七年前、父が消えた。
村の誰も、その名前すら覚えていなかった。
辺境の村で暮らす少年カイは、父が遺した地図の空白を眺めていた。
そこには昔、父と一緒に渡った石橋があったはずなのに。
ある秋の収穫祭。
リンゴを買えずに困っていた銀髪の少女を助けたことから、カイの日常は一変する。
少女の名はリゼ。
地図にも歴史にも残らない王国から帰ってきた彼女は、カイの父を知っていた。
忘れられたものの名前を呼び、その姿を取り戻す少女。
けれど、その力を使うたび、彼女自身の大切な記憶が失われていく。
父の行方を知りたいカイと、故郷を取り戻したいリゼ。
行き先も旅の支度もおぼつかない二人は、世界の果てを目指して歩き出す。
剣を交え、食事を分け合い、ときにはぶつかりながら。
それぞれに喪失を抱えた仲間た
村の誰も、その名前すら覚えていなかった。
辺境の村で暮らす少年カイは、父が遺した地図の空白を眺めていた。
そこには昔、父と一緒に渡った石橋があったはずなのに。
ある秋の収穫祭。
リンゴを買えずに困っていた銀髪の少女を助けたことから、カイの日常は一変する。
少女の名はリゼ。
地図にも歴史にも残らない王国から帰ってきた彼女は、カイの父を知っていた。
忘れられたものの名前を呼び、その姿を取り戻す少女。
けれど、その力を使うたび、彼女自身の大切な記憶が失われていく。
父の行方を知りたいカイと、故郷を取り戻したいリゼ。
行き先も旅の支度もおぼつかない二人は、世界の果てを目指して歩き出す。
剣を交え、食事を分け合い、ときにはぶつかりながら。
それぞれに喪失を抱えた仲間た
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