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概要
「風見鶏」と笑われた令嬢の日記には、「凪」とあった。
風と空が読める、港町の子爵令嬢カミラ。
婚約者オルトヴィンからは「風見鶏」と笑われてきた。
王宮の銀の延べ棒を運んでいた伯爵家の船が、嵐で積荷を失ったという。オルトヴィンは船長の航海日誌を掲げ、ついでに婚約破棄を告げる。
けれど、十歳から一日も欠かさずつけてきたカミラの風の日記には、その日のことがこう書いてあった。
「凪。一日じゅう、風なし」
婚約者オルトヴィンからは「風見鶏」と笑われてきた。
王宮の銀の延べ棒を運んでいた伯爵家の船が、嵐で積荷を失ったという。オルトヴィンは船長の航海日誌を掲げ、ついでに婚約破棄を告げる。
けれど、十歳から一日も欠かさずつけてきたカミラの風の日記には、その日のことがこう書いてあった。
「凪。一日じゅう、風なし」
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