概要
3年間自腹で続けた共同購入で「ぼったくり」と罵られた私。
三年前、花守市のグリーンヒル花守で、生鮮食品の共同購入を始めた。近所の人たちに頼まれ、産地の業者と交渉し、注文をまとめて配送を手配する。最初は十数世帯だった参加者も、いつの間にか百世帯を超えていた。
手数料は一度も取っていない。それどころか、足りない送料を自分で負担し続け、三年間の持ち出しは七十三万六千円。先週も配送会社に六万円を振り込んだばかりだった。
そんな時、新しく引っ越してきた黒川莉奈が、住民のLINEグループにネットスーパーの商品を投稿した。
私が仕入れた汐見港直送のタチウオより、百グラム当たり十円安い。ただし、向こうは解凍済みの切り身だった。
「夏帆さん、これ見ました? 同じ魚なのに、こっちのほうが安いですよ。ひょっとして、少し上乗せしてました?」
いつも真っ
手数料は一度も取っていない。それどころか、足りない送料を自分で負担し続け、三年間の持ち出しは七十三万六千円。先週も配送会社に六万円を振り込んだばかりだった。
そんな時、新しく引っ越してきた黒川莉奈が、住民のLINEグループにネットスーパーの商品を投稿した。
私が仕入れた汐見港直送のタチウオより、百グラム当たり十円安い。ただし、向こうは解凍済みの切り身だった。
「夏帆さん、これ見ました? 同じ魚なのに、こっちのほうが安いですよ。ひょっとして、少し上乗せしてました?」
いつも真っ
ギフトありがとうございます!とても励みになります。これからも面白い物語をお届けします!
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?