概要
あの青を染めたのは、妹ではなく、藍に染まった私の手でした
「イルゼ。お姉様なんだから、譲ってあげて」
伯爵家の長女イルゼは、婚約者も、工房も、自分が染めた「夜明けの青」という名前まで、妹のものにされてきた。
顔合わせの席で、婚約者は言う。「妹君のほうが、才能がおありだ」
イルゼは手袋を外し、爪の際まで藍に染まった指を卓に置いた。
「はい。お譲りします。――ただ、あの青の染め方だけは、私の手の中にしかありませんので」
祖母の残した川上の染め屋で、ふたたび青を建てるイルゼ。
その手を二年前から探していたのは、王妃付きの、無口な仕立て師だった。
※家族と元婚約者は、あとからしっかり思い知ります/ハッピーエンド
アルファポリスに、同じ名前で掲載しています
伯爵家の長女イルゼは、婚約者も、工房も、自分が染めた「夜明けの青」という名前まで、妹のものにされてきた。
顔合わせの席で、婚約者は言う。「妹君のほうが、才能がおありだ」
イルゼは手袋を外し、爪の際まで藍に染まった指を卓に置いた。
「はい。お譲りします。――ただ、あの青の染め方だけは、私の手の中にしかありませんので」
祖母の残した川上の染め屋で、ふたたび青を建てるイルゼ。
その手を二年前から探していたのは、王妃付きの、無口な仕立て師だった。
※家族と元婚約者は、あとからしっかり思い知ります/ハッピーエンド
アルファポリスに、同じ名前で掲載しています
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これからも読んでいただけると嬉しいです。
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