概要
過労死した社員が、死後も元気に働いています。
過労死して三年。
営業第二課の田中は、今日も元気に出社していた。
睡眠不要。食事不要。通勤時間ゼロ。
おまけに給料もいらない。
本人は仕事が大好きで、上司もその働きぶりを大絶賛。
そんな会社に呼ばれた霊能者・三枝は、かつてないほど厄介な幽霊と出会う。
「成仏については、どうお考えですか?」
「もちろん、いずれは! ただ、今は繁忙期でして!」
果たして、死んでも働き続ける社員に、労働基準法は適用されるのか?
善意と社畜精神が生み出す、ちょっと笑えて、少し怖いブラック企業ホラー。
営業第二課の田中は、今日も元気に出社していた。
睡眠不要。食事不要。通勤時間ゼロ。
おまけに給料もいらない。
本人は仕事が大好きで、上司もその働きぶりを大絶賛。
そんな会社に呼ばれた霊能者・三枝は、かつてないほど厄介な幽霊と出会う。
「成仏については、どうお考えですか?」
「もちろん、いずれは! ただ、今は繁忙期でして!」
果たして、死んでも働き続ける社員に、労働基準法は適用されるのか?
善意と社畜精神が生み出す、ちょっと笑えて、少し怖いブラック企業ホラー。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!有給(成仏)は不要です!
最初は、過労死した幽霊が死後も元気に働いているという設定に笑ってしまいました。ところが、読み進めるほど笑えなくなってきます。疲労も給与も気にせず働く田中を、部長が嬉しそうに褒める。しかも本人たちは、それを何の疑問もなく受け入れているんですよね。新人たちが夢の中で二時間も指導され、泣いたり吐いたりしている描写で、さすがにぞっとしました。田中には悪意がなく、むしろ善意で後輩を育てようとしているのが厄介です。過労死してもなお働き続ける本人と、それを歓迎する会社。幽霊よりも、この価値観が当たり前になっている職場の方が怖い。三枝が何のために呼ばれたのかわからなくなる最後も、妙に納得してしまいました。