概要
神様の引っ越しを手伝ったら、村ごと運ぶことになりました
山里の村で「神罰」の生贄にされた荷運び、ソウ。縄で縛られて祠に置き去りにされた彼の前に現れたのは、長身で、小さな鹿の角を持つ土地神ククリだった。
「先に言うておく。我は人など食わぬ」
生贄など求めていない。彼女がしていたのは、引っ越しだった。祠に積もった奉納品を、全部持って行くという。
村への怒りは腹の底で煮えたまま。それでもソウは、荷の結び方を直し、ひとつずつ包みを作り、神の荷を背負って尾根道を越えることにする。
神の声はもう村に届かず、山鳴りの本当の意味を知る者もいない。やがて山の斜面が裂け、二人はひとつの発想にたどり着く。祠を動かせないなら、人を動かせばいい。
荷を運ぶ男と、誇り高い土地神の、短い旅の物語。全3話・約12,000字で完結。
「先に言うておく。我は人など食わぬ」
生贄など求めていない。彼女がしていたのは、引っ越しだった。祠に積もった奉納品を、全部持って行くという。
村への怒りは腹の底で煮えたまま。それでもソウは、荷の結び方を直し、ひとつずつ包みを作り、神の荷を背負って尾根道を越えることにする。
神の声はもう村に届かず、山鳴りの本当の意味を知る者もいない。やがて山の斜面が裂け、二人はひとつの発想にたどり着く。祠を動かせないなら、人を動かせばいい。
荷を運ぶ男と、誇り高い土地神の、短い旅の物語。全3話・約12,000字で完結。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?