概要
三百年前のお客様窓口は、まだ営業中。お支払いは町のゴミで。
死にかけた荷運びを救ったのは、三百年前の医療ナノマシンと、まだ営業中のお客様窓口だった。
文明が「灰」に食われて三百年。人は遺跡にもぐり、崩落前の品を掘り出して暮らしている。
探索者の一団でいちばん弱い荷運びのトウマは、遺跡の奥で置き去りにされ、警備機械に撃たれた。
目を覚ますと、頭の中で明るい声がする。
「生活サポート《ライフライン》をご利用いただき、ありがとうございます」
崩落前の会社の窓口AIは、三百年たっても利用規約を守っている。
無料プランで答えるのは一日三問。人を傷つける手伝いは、どんなときも断る。
プランを上げる代金は、町でがらくた扱いの古い札。
その札にまだ中身が残っていると知っているのは、トウマだけだ。
借金の期限は冬まで。
弱い体と、三つの質問と、誰も欲しがらない札で、荷運びは荒野を成り上がる。
文明が「灰」に食われて三百年。人は遺跡にもぐり、崩落前の品を掘り出して暮らしている。
探索者の一団でいちばん弱い荷運びのトウマは、遺跡の奥で置き去りにされ、警備機械に撃たれた。
目を覚ますと、頭の中で明るい声がする。
「生活サポート《ライフライン》をご利用いただき、ありがとうございます」
崩落前の会社の窓口AIは、三百年たっても利用規約を守っている。
無料プランで答えるのは一日三問。人を傷つける手伝いは、どんなときも断る。
プランを上げる代金は、町でがらくた扱いの古い札。
その札にまだ中身が残っていると知っているのは、トウマだけだ。
借金の期限は冬まで。
弱い体と、三つの質問と、誰も欲しがらない札で、荷運びは荒野を成り上がる。
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