概要
7年虐げた聖女を返せ? 彼女はもう、俺の隣で笑ってる。
「無能な聖女など、もういらん。処刑しろ!」
王太子がそう命じた瞬間、俺は処刑台に踏み込んだ。
処刑されようとしていたのは、七年間も国のために苦しみ続けた少女、リーゼ・アステリア。
塔に閉じ込められ、食事も自由も奪われ、命を削って災厄を引き受けてきた彼女を、王国は「役立たず」と罵り、偽聖女を選んで捨てたのだ。
……馬鹿な連中だ。
**お前たちが無能と呼んだ少女こそ、この国を守っていた本物の聖女なのに。**
俺の名はシオン・レイス。
しがない三等契約監査官だ。
だが、彼女を救うため、三年間ずっと準備してきた。
王太子の嘘も、神殿の不正も、聖女の功績を奪った証拠も、すべて暴いてやる。
そしてリーゼを救い出した結果――。
王都の結界は危機に陥り、偽聖女の嘘は暴かれ、彼女を虐げた連
王太子がそう命じた瞬間、俺は処刑台に踏み込んだ。
処刑されようとしていたのは、七年間も国のために苦しみ続けた少女、リーゼ・アステリア。
塔に閉じ込められ、食事も自由も奪われ、命を削って災厄を引き受けてきた彼女を、王国は「役立たず」と罵り、偽聖女を選んで捨てたのだ。
……馬鹿な連中だ。
**お前たちが無能と呼んだ少女こそ、この国を守っていた本物の聖女なのに。**
俺の名はシオン・レイス。
しがない三等契約監査官だ。
だが、彼女を救うため、三年間ずっと準備してきた。
王太子の嘘も、神殿の不正も、聖女の功績を奪った証拠も、すべて暴いてやる。
そしてリーゼを救い出した結果――。
王都の結界は危機に陥り、偽聖女の嘘は暴かれ、彼女を虐げた連
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★ Good!断じてこれは、勝利だけの話ではない。
一見、読みやすいざまぁ作品ともとれます。しかし、読み進めてみたらどうでしょう。
権力の暴走、腐敗。
どのようにして冤罪を晴らすのか。
責任はどこにあるのか、文明が用いている技術は、どこまでが「できること」でどこまでが「できないこと」なのか。
自分の読み方が悪かったのか、あるいはあえて省略がなされているのか、専門用語や人物たちの背景に関して、いくつかわからないところも多い作品ではありますが、物語を追ううちに、あまり気にならなくなります。
規則を恣意的にねじ曲げ、不正を働いた者たちが、正しく規則を用いることができる人々によってその隠蔽してきた悪事を暴露されていく、その道筋こそが重要なので…続きを読む