概要
「その握り方は何だ」山育ちの少年、魔法学院へ。
山の集落で暮らす十二歳のアルナウにとって、魔法は水路の石をどけたり、家の仕事を手伝ったりするためのものだった。
ところが、街道で起きた魔獣騒ぎをきっかけに、遠くの魔法学院で学ぶことに。
そこで初めて知ったのは、ずっと使ってきた杖の握り方が、「サザングリップ」と呼ばれる珍しい形だということだった。
同室になった、本と観察が好きなニコ。
教本どおりの握りを、努力で身につけたエレナ。
得意なことの違う三人は、一冊のノートに、試したことや気づいたことを書き留めていく。
けれどアルナウには、石を動かすより難しいことがあった。
もう支えなくていいと言われても、杖を下ろせないのだ。
慣れない授業、寮の暮らし、思うようには動いてくれない魔獣たち。
やがて古い水路の残る山で、三人が教室で重ねてきた小さ
ところが、街道で起きた魔獣騒ぎをきっかけに、遠くの魔法学院で学ぶことに。
そこで初めて知ったのは、ずっと使ってきた杖の握り方が、「サザングリップ」と呼ばれる珍しい形だということだった。
同室になった、本と観察が好きなニコ。
教本どおりの握りを、努力で身につけたエレナ。
得意なことの違う三人は、一冊のノートに、試したことや気づいたことを書き留めていく。
けれどアルナウには、石を動かすより難しいことがあった。
もう支えなくていいと言われても、杖を下ろせないのだ。
慣れない授業、寮の暮らし、思うようには動いてくれない魔獣たち。
やがて古い水路の残る山で、三人が教室で重ねてきた小さ
日々の小さな発見や不思議を、物語にして届けていきます。読んでいただけることが励みです。
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