概要
本当にお前、ずるい奴だろ…残念な狐巫女と神主の、忘れられない夏の記憶
――散らないなら、咲いている意味なんてないだろー
俺(ゆきと)が神主を務めるこの桜刻神社の境内には、一年中満開のまま決して散ることのない『不変の桜』がある。 そしてそこには、大きな耳と尻尾を生やした自称・巫女――人間が大好きな妖怪、こはくが時代をこえ護ってきた。
幼いころ手を取って遊んでくれた『お姉さん』のこはくの背を、いつのまにか俺は追いこしていた。
こはくはいい奴だ。妖のくせに正義感は強く明るくやさしい。ふてくされてもお揚げと桜餅を与えれば怒りも忘れる単純な奴だ。でも気づいてしまった。
―――こいつはバカだ。能力高めの残念な奴だ。ポンコツだ!
「よーし!連れてってあげよう。私の結界へ、どうぞー♡」
「どうぞー♡じゃねーよ。気軽に神隠しするんじゃない! 解釈違いだ、いい加減理解
俺(ゆきと)が神主を務めるこの桜刻神社の境内には、一年中満開のまま決して散ることのない『不変の桜』がある。 そしてそこには、大きな耳と尻尾を生やした自称・巫女――人間が大好きな妖怪、こはくが時代をこえ護ってきた。
幼いころ手を取って遊んでくれた『お姉さん』のこはくの背を、いつのまにか俺は追いこしていた。
こはくはいい奴だ。妖のくせに正義感は強く明るくやさしい。ふてくされてもお揚げと桜餅を与えれば怒りも忘れる単純な奴だ。でも気づいてしまった。
―――こいつはバカだ。能力高めの残念な奴だ。ポンコツだ!
「よーし!連れてってあげよう。私の結界へ、どうぞー♡」
「どうぞー♡じゃねーよ。気軽に神隠しするんじゃない! 解釈違いだ、いい加減理解
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?