ほとんど一人語りで進みますが、話している内容から語り手の性格が自然と見えてくるのがおもしろかったです。自分の仕事について散々なことを言いながら、これから同じ世界に入ろうとする相手には「ここには来るな」と忠告する。先人から後進への、必要最低限の配慮といったところでしょうか。個人的に時代小説が好きなので、現代ではあまり耳にしない「夜鷹」という言葉が使われているのも妙に響きました。短いやり取りの中で、一人の人物が浮かび上がってくる、人物スケッチのような作品でした。
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