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概要
追われ、拾われ、仕え、そして――己が築いた城と向き合う。
家老家の三男・石黒直嗣は、身体的な理由で寺へ出される。寺を逃げ出した彼は忍びの頭領に拾われ、さらに山に籠もる修験僧から世の知恵を学んだ。諸国を巡り、城と戦を見続けた直嗣は、築城と軍略の才を認められ、葛城家に仕える。だが、守りを重んじる考えは家老たちと衝突し、ついには主君のもとを追われる。新進大名・黒田宗政に拾われ軍師となった直嗣は、やがて自ら築いた鏡石城を攻めることになる。そこで彼は旧主・葛城信房を救うため、今の主君を欺く決断をする。すべてを捨てた直嗣は出家し、己の生き方を静かに見つめ直していく。
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