概要
殿下。私が作ったと分かった途端、お味が変わりましたか?
最後の挨拶に持参した焼き菓子を、元婚約者の第二王子は、箱も開けずに捨てた。
ひと口くらい、食べればよかったのだ。
そこで私は、作り手の名前を伏せる菓子の品評会に出ることにした。
持っていくのは、捨てられたものと同じ配合、同じ焼き菓子。
来賓席には、もちろん殿下がいる。
「十四番を、もう一皿」
欲しかった言葉が聞こえる一方で、私の菓子には、別のお客様からも注文が届き始めて――。
菓子作りが好きな侯爵令嬢が、元婚約者を少しだけ悔しがらせ、自分の名前で商いを始める物語。
ひと口くらい、食べればよかったのだ。
そこで私は、作り手の名前を伏せる菓子の品評会に出ることにした。
持っていくのは、捨てられたものと同じ配合、同じ焼き菓子。
来賓席には、もちろん殿下がいる。
「十四番を、もう一皿」
欲しかった言葉が聞こえる一方で、私の菓子には、別のお客様からも注文が届き始めて――。
菓子作りが好きな侯爵令嬢が、元婚約者を少しだけ悔しがらせ、自分の名前で商いを始める物語。
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