概要
怒れば十倍。ただし怒る理由がしょうもない。
前の客のカゴが、パンパンだった。
動いているレジは一台だけ。
ピッ――550円。
ピッ――1100円。
ピッ――2300円。
すいません、細かいのありました。
すいません、ポイントカードありました。
あっ、五百円の商品券もありました。
あっ、これとこれはキャンセルで――
そしてレシートの両端はピンクに染まり――切れた。
――同時に俺の中で、何かが弾けた。
気づけば髪は逆立ち、全身から赤黒いオーラが立ち上っていた。
目の前に現れたのは、口の悪い妖精・ディオ・ローラ。
なんでも俺は「怒りのトリガー」とやらを引ける人間らしく、
怒りが限界を超えると、戦闘値が普段の十倍以上に跳ね上がるのだという。
そして彼女は言った。
「んで、来週フェ
動いているレジは一台だけ。
ピッ――550円。
ピッ――1100円。
ピッ――2300円。
すいません、細かいのありました。
すいません、ポイントカードありました。
あっ、五百円の商品券もありました。
あっ、これとこれはキャンセルで――
そしてレシートの両端はピンクに染まり――切れた。
――同時に俺の中で、何かが弾けた。
気づけば髪は逆立ち、全身から赤黒いオーラが立ち上っていた。
目の前に現れたのは、口の悪い妖精・ディオ・ローラ。
なんでも俺は「怒りのトリガー」とやらを引ける人間らしく、
怒りが限界を超えると、戦闘値が普段の十倍以上に跳ね上がるのだという。
そして彼女は言った。
「んで、来週フェ
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