概要
迷子のご案内はこちらです。
十月三十一日――年に一度、死者が迎え火を頼りに現世へ帰る夜。
冥界門の行先案内人・ユージは、迷子になる魂たちを今日もせわしなく送り出していた。
すべての魂を送り終えたはずが、門の前には見知らぬ四歳の少女・カノンがひとり。
迎え火も、帰る場所もない彼女の首筋には、黒い三日月が刻まれていた。
その印を残した黒猫・ノクスは告げる。
「わたしがその子を殺したんだ」
死の運命を変えられない猫と、帰れない少女をめぐる、ある死者の祭りの物語。
冥界門の行先案内人・ユージは、迷子になる魂たちを今日もせわしなく送り出していた。
すべての魂を送り終えたはずが、門の前には見知らぬ四歳の少女・カノンがひとり。
迎え火も、帰る場所もない彼女の首筋には、黒い三日月が刻まれていた。
その印を残した黒猫・ノクスは告げる。
「わたしがその子を殺したんだ」
死の運命を変えられない猫と、帰れない少女をめぐる、ある死者の祭りの物語。