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概要
修正液も二重線もない5万字。死んだ男は、絶対に嘘をつかない。
なぜこの男の日記には、5万字の中でただの1文字も二重線が存在しないのか。
早朝の全自動倉庫で発見された、品質保証本部長・道修原隆史の死体。
警察と会社はそれを「本人の安全手順無視による痛ましい作業事故」と処理した。
司法解剖と行政手続きを経て、お骨となった夫が戻ったあとに、遺品であるスマートフォンと一冊の手書き日記帳が妻のもとへ返還される。
悲しみに暮れる妻は、遺影の前で、夫が毎夜肌身離さず書き込んでいた英国製ノートを抱きしめて泣いた。
「本当はお棺に入れて、一緒に燃やしてあげたかった」と。
だが、その帳面には恐ろしいまでの「異常性」が隠されていた。
ぎっしりと書かれた5万字。そこには初歩的な誤字すらそのまま残され、二重線ひとつ、修正テープひとすじすら存在しなかったのだ。直さなかったの
早朝の全自動倉庫で発見された、品質保証本部長・道修原隆史の死体。
警察と会社はそれを「本人の安全手順無視による痛ましい作業事故」と処理した。
司法解剖と行政手続きを経て、お骨となった夫が戻ったあとに、遺品であるスマートフォンと一冊の手書き日記帳が妻のもとへ返還される。
悲しみに暮れる妻は、遺影の前で、夫が毎夜肌身離さず書き込んでいた英国製ノートを抱きしめて泣いた。
「本当はお棺に入れて、一緒に燃やしてあげたかった」と。
だが、その帳面には恐ろしいまでの「異常性」が隠されていた。
ぎっしりと書かれた5万字。そこには初歩的な誤字すらそのまま残され、二重線ひとつ、修正テープひとすじすら存在しなかったのだ。直さなかったの
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