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概要
次の方を、ご紹介しますわ
「お前の代わりなど、いくらでもいる」
婚約者のアルブレヒトは、母君と並んでそう言った。持参金の多い娘を、と母君が続ける。
私はヘルミーネ、子爵家の娘で二十歳。社交界で、誰と誰が合うかを言い当てるのが得意だ。代わりがいくらでもいらっしゃるなら、私からご紹介いたしますわ。ご希望をお聞かせください。
一人目は持参金の多い伯爵令嬢。面談の席で、婚約者の弟が兄の借金を全部喋った。二人目は母君好みの淑女。母君が同席して口を出し、「お母様とご結婚なされば?」と帰った。三人目は婚約者が自分で選んだ美人。自慢話が一時間続き、窓から逃げた。
一人目の付き添いで来た辺境伯様は、妹君が断って帰った後も、なぜか毎回「付き添い」でいらっしゃる。
「次の方を、ご紹介しますわ」
五人目が居ないと分かった日、辺境
婚約者のアルブレヒトは、母君と並んでそう言った。持参金の多い娘を、と母君が続ける。
私はヘルミーネ、子爵家の娘で二十歳。社交界で、誰と誰が合うかを言い当てるのが得意だ。代わりがいくらでもいらっしゃるなら、私からご紹介いたしますわ。ご希望をお聞かせください。
一人目は持参金の多い伯爵令嬢。面談の席で、婚約者の弟が兄の借金を全部喋った。二人目は母君好みの淑女。母君が同席して口を出し、「お母様とご結婚なされば?」と帰った。三人目は婚約者が自分で選んだ美人。自慢話が一時間続き、窓から逃げた。
一人目の付き添いで来た辺境伯様は、妹君が断って帰った後も、なぜか毎回「付き添い」でいらっしゃる。
「次の方を、ご紹介しますわ」
五人目が居ないと分かった日、辺境
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