投稿二作目の『月へ行くための、その今一つの方法』という作品のタイトルを
『月へ行くそのいまひとつの方法』に改めました。
梶井基次郎の『Kの昇天』の一文を引用したタイトルだったのですが、
少し長いかなと考え改題しました。
漢字もひらいたため、なんとなく目眩のするような感覚があり気に入っています。
内容については読んでいただいた上で自由に解釈してもらえれば嬉しいのですが、
これはもともと二つの掌編だったものをそれぞれ少し加筆してくっつけたもので、
俳句でいう初句と返句のような関係にあるものでした。
知り合いから、冬の夜に鳥取砂丘の凍結した砂の上で月を見て泣いた話を聞かされたのが創作のきっかけになりました。
取り留めのない作品ですがお楽しみいただければ幸いです。
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