• 異世界ファンタジー

召喚勇者編終わりました


五日連続更新!!やりきった!!

はい、なんだかんだと30話近く続けちゃいましたかね。

これにて勇者編は終了です。
もしも何か別の機会が得られたら、蛇足かもだけどちょっと書き加えたいところがあるなぁとか思っていたり……。


さて、以下蛇足。
余韻に浸っている人は回れ右。




200話近く経って地球人登場です。今さら?

最初は例の如く圧倒的な物理(個人の戦闘力、軍事力)で叩き潰すとかでもいいなぁと思いましたが、まぁそれだとよくあるアンチ勇者・アンチ元々の転移者的なものでしかない。

じゃあ、勇者を地球人拉致被害者として、その上で戦わせられている少年兵の位置づけにしてみたら……そんな感じで軌道修正したりしました。

プロの軍人と相対すればどうなるかはまぁ……割と明白ではありましたが、勇者として召喚されたものの、「何もないから異世界で成り上がろう!」ではなく「すべてを奪われた上で異世界でどうやって生き延びればいいの?」という状況が、多くの転移系・召喚係とは違う感じが少しは出せたかなと思います。

そしてその結末も……

ハッピーエンドが好きなタイプなので、これは自分からするとビターエンド風。

要するに黙って帰還を選択すると死ぬってことに気付いてしまったわけですね。
知ったからにはなかったことにはできない。黙って帰る=オリジナルの死を受け入れたことになります。

どうもこのあたりの読み違いが感想を見ていると何名様かに起きているようなので、小説書くのって難しいなぁと思う次第。

でも、巻き込まれたとはいえ、自分がやったことに向き合わず日本で生きられるのか。
緊急避難も通じるだろうし、帰ってしまえば誰も知らないことだけど、それはできなかった。

そう考えた末に、彼らは自分たちの罪の意識を地球へ持ち帰るのみならず、片割れとしても残すことを決めました。

戻っても四人以外は誰にも理解してもらえない「人殺し」という罪の意識だけは残っているので、その贖罪として異世界に自分が残っているのは、ある意味では彼らにとっての救い(言い訳あるいは逃げ道)でもあるわけです。
そうでないと精神の安定も保てないかもしれません。

そうして帰還した彼らはまた人生を歩んでいく……。

これからどう生きていくかは語られませんが、最後のエンドロール気味に225話のタイトルともなったフィンランドのゴシックロックバンドHIMで「The Funeral of Hearts」をお聴きいただければと。



https://www.youtube.com/watch?v=Wdt1pzddYTI

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