幽美 有明

自分は嘘だらけだと僕は思った。 世界は嘘だらけだと私は思った。 僕には嘘しか見えなかった。 私には本当が見えた。 嘘って何だろう？ 本当って何だろう？ 真実って何だろう？

私は、このゲームの主人公。ヒロインのはずなのに。断罪パーティーで断罪されるのは、私じゃなくて。あの女のはずだったのに！ っそうして、この世界は私ための世界のはずなのに！ 私は断頭…

これは好きな人に向けた手紙

世界が一体何年であるのか。それは重要な事では無い。 そこには国という巨大な機械があり、そこには極小の自己増殖する、人間という部品があるだけだった。 一握りの人間IA（人工知能生命…

『一つの絵の具じゃ描けない』 「おはよう」から始まる、僕と君の一日。 待ち合わせをして、分かれ道で別れて。 『二つの絵具と二本の筆がキャンバスを染める』 やっぱり僕は、何度…

愛されているかわからない。見えない愛を信じれない。触れれない愛に触れてみたい。 その願いが叶うなら、あなたはそれを望みますか？ 愛されてるかわかるなら、愛が見えるなら、愛に触れれ…

※性描写有りは保険です。 「他人からすれば、私たちの関係は狂って見えるでしょうね」 彼女が言った言葉だ。 俺達の関係は普通じゃない。彼女が言ったのだから正しい。 俺たちの関…

人類は、怪物によって滅びようとしていた。 だが、人類は怪物に対抗できる人間達【ハンター】を生み出した。 これはそんなハンターが、怪物から人々を守る話。 ではなく。 人でも、ま…

入学式から少し経って。僕は部活に入らないといけなかった。 いくつかの部活に体験入部したけど、あまり面白くなくて。 入部届を机の上に置いて、窓の外をぼーっと見ていると。僕は一目惚…

言葉のナイフが見えたら、世界はどうなると思う？

女は、月に最も近いビルで。男と出会った。 気が向いた時に更新するかも知れません。

あなたの町にはまだ有るだろうか。 自分と本を出会わせてくれる、素晴らしき本屋が。

「私、全部知ってるの」 僕は、片思いを告げるために涙の家に行った。 全てを失う覚悟で、告白をした。 涙は何も言ってくれなくて、僕は別れを告げて去ろうとした。 なのにどうして僕を…

※胸糞悪い表現（性暴力）があります。ご注意ください。性描写有りは保険です。 　僕が愚弟を好きになるはずがないのに。 　愚弟の恋心に僕は気づいていた、でも気づいていないふりをし…

「同じ穴の狢ですか」 幼馴染の片思いの女の子に好きな人ができたと高校一年の入学式の日に言われた。 付き合うことになったと、二年生になった時の春休みに言われた。 僕の片思いの彼女…

「俺は人間ほど醜い存在を知らない」 そんなことを言っていた俺は、後輩と付き合うことになった。 この話は、オレと後輩が付き合った後の話で。 春が過ぎて、夏が過ぎて、秋がすぎて…

「俺は人間ほど醜い存在を知らない」 入学式の日。 桜並木と校舎だけを切り取るはずだった写真の中に一人の女生徒が入り込んだ。 その時はじめて俺のカメラは、景色以外を写すことにな…

「流星に何を願う」からタイトル変えました。 紗奈、夜玻、恋伽の3人で一学期最後の日流星を見に行った。3人はそれぞれが願い事をした。 次の日朝起きてみると紗奈の体に異変が。 普通…

たいあっぷというサイトで挿絵つき、縦書きで読めます。続きが読みたいという票が集まると、二巻目を絵付きで出せるのでよろしくお願いします。 幸せだったはずの生活は、一瞬にして崩れ去っ…

出会いはどこにでも転がっている。だからこそ、別れもまた唐突で。その時その時間は、二度と手には入らないものになる。

更新停止中。1章がかけ次第再開します 両親が離婚し、女手一つで家族を支えてくれた母。そんな母は俺らを育てるために単身赴任をしている。オレは兄として、弟と妹を守らないといけない。…

写真を撮った。あの子の写真を。その写真はとても綺麗で。でも他の写真はどれも色あせて見えるように見えた。

私は遠距離恋愛をしている。片道半日もかかる距離で。だから簡単には会えなくて。だから画面越しに話をするんだけど……

現実にいる自分とSNSに居る自分。どちらも自分であることに変わりはない。それが当たり前で普通のこと。 だけど現実にいる自分とSNSにいる自分。どちらが本当の自分か、分からなくなっ…

表と裏。現実とはSNS。どちらが本当に君なのか。それを知るために私は……

壊したくない関係は何処にでもある。私は画面の向こうにいる相手に恋をした。会ってしまえばこの気持ちに決着をつけれるとわかっているのに、私は

正義を信念とする少女に恋した少年のものがたり。

更新停止中。1章がかけ次第再開。 空から七つの楔がり注いだ。のちに［楔の日］と呼ばれる出来事である。 楔からは未知の鉱石が発見された。その鉱石はのちにウィシュリー鉱石となずけ…

雪が降り積もる1月。今日で冬休みが終わり明日から2週間大学に行けばまた春休みになるこの時期。 僕らは三人で旅行をしていたんだ。そして、旅行から帰ってきたその日に青葉は死んだ。

魔法と科学が発展した世界。そんな世界には不思議なおとぎ話があった。 森の賢者は鋼鉄の森に住む。 探検家達はこのおとぎ話の場所を探して世界を探し回った何百年と。 そして科学技術の発…