自分の作品や文章を駄作だとか駄文だとか言うことはいいのか悪いのか?

自分の作品や文章を駄作だとか駄文だとか言うことはいいのか悪いのか?
そんなツイートがタイムラインに流れて来ました。
よく言われることですが、作者自らが駄作だとか言っているのを目にしたら、わたしの場合は、その作品を読む意欲が削がれます。
ですから、そう言うことは言わない方がよいのではないかと思います。

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で、ここからが今日の近況ノートの本論です。

わたし自身、他の方の作品を読んだり、あるいはそうするまでもなく自分の作品を読み返してみたりして、顔から火が出るほど恥ずかしくなることがあります。
文章がおかしかったり、構成がおかしかったり、その他諸々の不備に気づいたときに。

ですが……ですがですよ、わたしは自分の作品に愛着だったり自信だったりを抱いています。
なので、他の方の作品が自分の作品より読まれていたり、評価されていたりすると、猛烈に嫉妬します。妬むのです。それはもうネチネチと。

もちろん、他の方の作品に対して白旗を掲げて降参することもあるのですが、例えば同じコンテストに応募している作品で、自分の作品より評価の高い作品に対しては、醜いほどにネチネチと妬みます。
どうしてあの作品が自分の作品より読まれているのか、どうして自分の作品より評価されているのか、きっと作者がインフルエンサーだからだ、とか、きっとインフルエンサーが作品を取り上げたからだ、とか、あることないこと自分の脳内にあげつらって妬むのです。

で、わたしはその妬みを、次の創作のエネルギーに変えているのかと言えば、ぜんぜんそんなことはなく、嫉妬に七転八倒した挙げ句、エネルギーを使い果たして寝込んでしまうのです。

そう、わたしはできた人間でありません。

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さて、最初の命題に戻ります。
自分の作品や文章を駄作だとか駄文だとか言うことはいいのか悪いのか?

思うに、自分の作品や文章を駄作だとか駄文だとか言わせている、その人の心の奥底には、他の方の作品への嫉妬があるのではないか?
歪んだ自作への愛が、それを言わせているのではないのか?
わたしはそう思うのです。
わざとへりくだって見せることで、自尊心を守っているのではないかと。

もしそうなら、自分の作品こそ優れている、自分の作品こそ読まれるべきと正直に言えばいいのです。
心の内でいいですから(外に漏れると変態だと思われます)。
そうすれば、自分の作品や文章を駄作だとか駄文だとか言わなくなると思います。

もちろん、この見方はわたしの独断と偏見です。
あなたはどう考えますか?



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