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数字は数字ではなくて

当たり前といえば当たり前のことで、書くようなことでもないとは思いつつ。

カクヨムなどの小説投稿サイトではビューの数、ハートの数、★の数などを見る欄があります。
それは数字ですが、数字ではないんですよね。

ビューが1増えたら、誰かがひょっこり、私の作品を開いてくれたということ。
たとえミスタップで、ブラウザバックだったとしてもいいのです。
その一瞬、私は誰かとご縁があった。

名前の残るアクションをしてくれた人には、いつも飛び上がって喜んでいます。
実はお名前を覚えているくらいで、「今日もいらっしゃいませ、ありがとう!」って声が出るくらいです。

数字で示されるものは、生きている人間と触れあった回数。

小説家を目指すなら、効率よくビューや★を稼いで、ランキング上位を目指すべきでしょう。
でも、私はまず、数字で示されたご縁の回数に感謝したいのです。
プロには向いていないのかもしれませんね笑

一部の方にはお伝えしましたが、私は感想のリアクションが遅めです。
なぜって……めちゃめちゃ緊張しているからです。

私の話を読んでくれただけで、あなたは神様ですかと思うのに、お言葉を残してくれるんですよ!?
神様にお返事するわけですよ?
腹をくくって、よし、お返事! と勢いをつけて書いています。
嬉しすぎるんですね笑
慣れてないんです、こんなに嬉しいことに。

いつも読んでくれるあなた様。
時折来てくれるあなた様。
偶然来てくれたあなた様。
ログインせずに、跡を残さないあなた様。
みんなみんな、ありがとう。
言葉が伝わる、通じあう、それが書き手にとって一番の幸せだから。
少なくとも、私にとっては。

毎日書きつづけるのは、あなた様とのご縁が、嬉しいからなのでしょう。
これからも書き続けます。
まずは私の幸せのために。
それを分かち合えるあなた様のために。


イラストは、ぶっ飛び理事長の大山萬太郎さんです。
お金持ちの道楽って、桁が違っていいですねえ。
大山さんと桐生の、絶妙な距離感も好きです。
家族ではない、友人でもない、後見人という立ち位置を互いに把握した上での仲のよさ。
一定距離から決して近づこうとしない二人には、大人の落ち着きを感じます。

2件のコメント

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