小説を書く手はただいま止まっておりますが先日、山形国際ドキュメンタリー映画祭のスタッフが主催するテレビドキュメンタリーの上映会に行ってきました。地元の山岳信仰の歴史と現在という内容だったのですが、小さい試写会上映場は満席で年配の方が多かったです。個性豊かな面々でした。
私の知りたがりは、縄文時代からはじまり古道、石塔、地元の知らなかった古代中世の歴史、山岳信仰、興味のおもむくままにかじっては次にを繰り返しているようでです。霞をつかむような頭の中を言葉にできたら…。夢です😓
話を戻します。上映会に行ったのは山岳信仰をもっと知りたかったからです。特に鎌倉幕府に閉山させられた蔵王の山のひとつ『瀧山信仰』の痕跡が見たかったのです。山寺を開山した慈覚大師が開山し天台宗の一大霊場でしたがきれいに消え去ってしまいました。でも地元の人は伝え続けているし日本最古の石鳥居が市街地に残ってたりします。ミステリアスでワクワクします。
先日応募した短歌に瀧山をよんだ歌があります。
雨上がり山腹にはう竜の雲
いにしえひとも祈っただろう
上映会に集まった面々は郷土研究の先生だったり、番組をつくったディレクター、地元の大学で古代史を専攻している学生さんは古道を復活させたいと言っていました。何度も整備されていない古道を登山しているというおじ様。初めて踏み入れた場所はなんとも不思議な世界をみているようでした。そして羨ましいという感情がありました。夢中になれるものを仲間とつくれるっていいですね。私の場合は小説の世界観探しも入っていましたが、調べる仲間になれたら楽しいだろうなとおもいました。