• 現代ドラマ
  • 詩・童話・その他

今を一生懸命に生きる。

こんばんは。
雪の香り。です。

まずは現在大変な思いをしておられる方々にお見舞い申し上げます。
不安で仕方がないでしょうが、デマ・誤情報などに踊らされないようお気を付けください。

さて、話は変わりますが、私は今新作のキャラクター設定を考えているところです。
友人は無事だったものの「今後大きい余震がきたときに、もし状況が一変したら……」など悪い想像をしてしまい、心が乱れて資料の本が読めなかったりするせいで、進みは遅いのですが……。

けれどその友人が生存報告メールの中で「無理しない程度に小説の執筆頑張ってね」と言ってくれたのです。
常に金欠の私はろくに募金もできないし、身体も強くないので被災地の受け入れ態勢が整ってもボランティアなどにも行けない。

けれど、小説を書くことはできる。
プロではないので書き終わった小説が大勢の方に届いて勇気を与えるとか、書籍として売り出して得た収入をすべて寄付に回すなどはできません。

できあがった小説が「具体的にどう役に立つか」わからないし、「まったく誰の役にも立たない」かもしれない。
それでも「一生懸命に書く」ということ自体が大事なのではないか。

私と言う一人の人間が精一杯今を生きることが、大勢でなくとも……どこかの誰かには……見えないし質量もない上に言語化できないけれど「何か」が届くのではないか。
そう思うのです。

去年は生きていることに絶望しているときもありました。
今はあの時に死んでなくてよかったなと思います。
だからこそ、去年ないがしろにしていた分まで今年は自分の生命や日常を大事にします。
そうすることが自分以外の方の心身も大切にすることに通じるはずですから。

最後に。
現在、多くの方の生命や心が失われたり傷ついたりしています。
それでも私はその中に残り火のように輝く希望があると信じたいです。

綺麗ごとばかりだと不快に感じた方もいらっしゃるでしょうが、私は綺麗ごとこそ大事にしたいのです。
すみません。

以上です。
ここまで読んで下さった方ありがとうございます。
今年もよろしくお願いします。
私たちの切なる願いが天に届きますように。



おわり

コメント

さんの設定によりコメントは表示されません