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やけっぱち。

こんばんは。
雪の香り。です。

私はずっと「売り物になる小説」を書きたかったんですよね。
それは小説の執筆を「生涯を捧げる仕事」にしたかったからです。
自己満足の「趣味」にはしたくなかった。

「趣味」ではお金が稼げないですからね。
言い換えれば私は「お金になる小説」が書きたかった。
「お金になる小説」なら一日中ずっと執筆していても怒られたり馬鹿にされたりしない。

だってそれが「仕事」だから。

私は努力しました。
その甲斐あって「一次選考」はあぶなげなく通過できるようになりましたが、そこで終わり。
必ずと言っていいほど二次選考で落選する。

どうして?
悩んだし、さらに努力しましたが、それでも駄目で。
だからもう疲れるし精神も摩耗するので「才能がないのだろう」と諦めようとしていたのですが……書きたいんですよね。

なにかしら書いていたい。
なんの意味もないのに。
「売り物になる小説」を書こうとするのはとても大変で心身ともに疲弊する。

お金も稼げないものにそこまで労力を割くより、他の仕事を探したほうがいい。
作家に成れたとしても作家は個人事業主でコミュニケーション能力が底辺の私は作家一本でやっていくのはむずかしい。

もっと他のことを努力した方が良いのは明白な事実。

そこでつらいけれど、今までの二十年が無駄になるけれど。
「趣味」にしよう。
「売り物になるように」ではなく「自分の描きたいこと」を好き勝手書こう。
と決めました。

投稿するためにはページ数が決まっているからいつも長編を書いていた。
締め切りがあるから急いで書いていた。

けれどもうそんなのは全部無視する。

ページ数が足らなくても、逆に過ぎていても、関係ない。
投稿するために書くのではなくて、自分の気分を上げるために書く。
書きたくないときは書かない。

もうやけっぱち。
好きにする。
なにもかもどうでもいい。

そう思い始めた今日この頃です。
以上です。
ここまで読んで下さった方にも私にも幸運が訪れますように。



おわり

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