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「第一巻 中学校編「ちはっ、失礼します」 Ⅲ年 「女の子たち」 (6)私には似合わない」について

 女の子の「世話焼き」体質というものは、母性本能なのか、どういうものか、幼稚園時代に始まり、男どもが概ね同じ精神年齢に近づいてくるまで続くのかもしれません。

 同じ精神年齢になるということは、ほぼ不可能、というか、元からの男女の差というか、個人差というか、人それぞれで「みんな違ってみんないい」な状態。
 これに対して男でも女でも、「これぞ」というか「見ていられない」他者に対して手を差し伸べる優しさが、程度の差こそあれ、あちこちでみられるというのは、たいへん心温まるものであります。

 どうやら、駿河君は「かなり」の天然というか、先生方でも手を焼くほどの「要注意」人物であったことが明らかになってきました。
 そんな人物でも放り出されずに済んでいたのは、もしかしたら「応援団」という一つの鎹(かすがい)があった故なのかもしれません。

 ※添付画像は、実在の人物や写真に基づくものではありません。創作物です。
 今回は、鈍い駿河君を相手に、虚しい攻略戦を仕掛けるヨーサン。

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