女子二人に追及をうける駿河君です。
いい加減に、はぐらかしたところで問題もないと思うのですが、駿河君はちょっと「違う」ので、ペラペラと喋ってしまいます。
一応、大事なところは「オフレコ」と言いますが、二人の女子に対しては喋ってしまう。
駿河君にとって、ベーデとコーコという存在は、本作の中でもわかるとおり、日常的に「じゃれ合っている」仲でありますから、警戒感がないのか。
あるいは、これら二人の女子に対して「口が堅い」という信頼感を抱いているのか。
男女を問わず、他人に対して物を話すということは、ある程度の危険を伴います。
特にそれが「恋」の話であれば、「相手」のあることですから、個人情報には慎重にならねばなりません。
また、「恋」は、人間が二人で成立するものですから、自身の考えだけではなく相手の考えもありますし、特に相手の考えを100%正確に推量する、ということなどできようはずもありません。
(相手に、後日確認をしてもよいのですが、それもあくまで「後日」の話であり、当人が当時の感情を正直に話しているとも限らないので、「完全に正しい」話をする、ということなど、どだい無理なことです)
小難しい「心理学」「精神医学」的なことを言ったところで仕方なく、また、だからこそ「恋バナ」や「ラブストーリー」は面白いのですから、ここは、まだしばらく、女子によって聞き出される駿河君の話に耳を傾けることにいたしましょう。
※添付画像は、実在の人物や写真に基づくものではありません。創作物です。
今回は、まだまだ続く、ベーデとコーコによる尋問。ベーデさん、ちょっと温まってきました。