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新しい聖歌がなかなか出て来ない!

タイトルはそのまんま。
この章に入ってからずっと思っていた和泉ユウキです。こんばんは。

本編の酷さをまるっと無視する様な話題ですが、前回の護衛編と今回の教皇編では、実は全然新しい聖歌――つまり童謡唱歌が出てきておりません。
何と言うことでしょう。
唯一出てきたのは、「うさぎとかめ」のパンの替え歌という有様。

……うん。これが、新しい聖歌ですよね(日本語で歌っていないけど)。

教皇編では新しい童謡唱歌どころか替え歌さえも出て来る予定が無いので、色々悶々としておりました。


あ、リオーネの百人一首は二つも出てきましたけどね!


けれど、その後適当に歌うリオーネにはいつも頭を悩ませております。
勢いで書いていることが多いのですが、それっぽく聞こえろー、聞こえろー、と割と暗示をかける様に書いているので、変なところがあってもスルーして下さると嬉しいです。

どうでも良い話ですが、リオーネの百人一首を出す時は、いっつも本をばらばらめくって、「この状況に合う百人一首、この状況に合う百人一首」と念仏の様に唱えながら読み漁っています。
元々百人一首が超得意!というわけではないので、色々読み直しです。
語源とか背景とかもついでに読んでいるんですが、学生時代は「おう……言葉は綺麗だけど、古文は苦手だぜ……」とか思っていたのが嘘の様に面白いです。
これは、勉強じゃないからでしょうか。勉強と名が付くと、途端にやる気が無くなるのは何故でしょうか。
人生とは、常に勉強だと思うのですけれどね。不思議なものです。

閑話休題。
新しい童謡唱歌は一旦おいておきまして。
カイリの童謡唱歌では、「故郷」はかなり重要な要素になる、欠かせないものです。私自身、かなり好きな歌だったりします。
しかし、「歌うな」とフランツ達に注意されているので、聖歌としては村以外では歌えていません。
そんな中、逆に台頭しているのが「雪」ですね!
今日アップした話にも出てきていますが、何かというとこの「雪」が歌われる様になりました。

これもひとえに、「全無効化」なんていう超チートっぽい能力を付けてしまったためですね!(自業自得)

……。
いや、それだけでは決してないのですが。
もしかしたら気付いていらっしゃる方もいるかもしれませんが、この「雪」もカイリにとっては結構重要な童謡唱歌だったりします。
他の童謡唱歌ももちろんカイリには大事なのですが、前世では北海道育ちだった故か(村も最北なので、雪は親しみがある)、はたまた別の理由か、「雪」は歌いやすいようです。
それに、エディやリオーネと仲直りし、共闘した試合の歌でもありますしね。

別に、他の童謡唱歌でも想いや願いを込めれば、「全無効化」は発現するのですが(リオーネが最初に説明していた)。
やはりイメージしやすいもので歌うと、より効果が強くなるので、カイリは「雪」でこれからも歌っていくでしょう。

ですが!
他の童謡唱歌もたくさん出したい!
今まで出てきたものはもちろん、これから出て来るもの、著作権の関係で出せないもの、話の流れ上出てこないものの中にも素敵な歌は多いです。

次回の章からは、また新しい歌も出て来る予定です。
もし出てきたら、「やっと新しい歌を出してきたか」と生暖かく見守って下さればと思います。


教皇編も、あと少し。
かなり苦しいシーンが続きましたが、最後まで見届けて下さると嬉しいです。

4件のコメント

  • 和泉さん、こんばんはー!
    今回は、積ん読にならずに、すぐ読みましたよー。
    で、雪、でてきましたね!

    え、新しい童謡が出てこないことを気にしていたんですか?
    私はむしろ、「ここで、雪か。うむ、なるほど、やるなカイリ」と思いました。

    バトルもの(に、詳しいわけじゃないんですけど)を読む・見るとき、「次は、絶対、必殺の〇〇だ!」と、期待しながら読む・見るって、あると思うのです。
    そして、期待通りにその技を出してくれたときの爽快感は、たまりません。

    だから、どんどん新しい必殺技を覚えていって、しかも、それがやたら強かったりすると、逆に面白くないと思うのです。使える馴染みの技を工夫して使うほうが、好きだなぁと思います。
    まぁ、勿論、たまには新しい技も面白いですけどね。

    そんなわけで、カイリには、必要なときに、必要な歌を歌ってもらえれば満足かなぁ。
  • 歌は著作権ががっちりしているのでうかつなことできないですよね。
    一方で童謡はほのぼのし過ぎていてバトルは似合わないですし。

    まあ得意技1本でやっていくのも主人公っぽいといえます。
  • 月ノ瀬さん

    こんばんはー!
    いつも読んで下さってありがとうございます!
    長い長い話なのに、本当感謝です……。もう二百話も超えたのに、まだ終わっていないことにビックリですからね!(作者です)

    童謡唱歌は、個人的に好きなものが多いので、一つでも多く出したいなあと思ってはいるのですよね。
    別に、聖歌として扱うのでなくとも、日常的に口ずさんでいる様な感じで。アルプス一万尺もそんな感じで出しましたし。

    今回の「雪」への評価、本当にありがたいです。
    私自身「雪」はとても好きな曲ですし、色々とカイリらしいとも思える歌なので、やはり嬉しいです。
    今住んでいる場所は、まさに「雪」がぴったり……を通り越して、降り過ぎていますが(笑)。
    でも、雪景色は本当に好きです。雪かきは嫌いです(大いなる矛盾)。

    バトルものの物語は、確かに「ここでこの必殺技!そうだよそうだよ!分かってる!」って盛り上がることが多いですよね!
    色んな技があっても、ここぞという時に持ってくる技は、締めはやはりこれが良い!というのはよくあります。
    一方で、RPGをプレイしていると、どんどん技を覚えていくのが楽しい……という感覚もあるのですが(笑)。
    でも、読む側としては、月ノ瀬さんの仰る感覚が私も好きです。

    カイリの聖歌は、どれも攻撃的なものではないので……(笑)。
    色んな効果がこの先出てきたとしても、「やたら強い」はなさそう……ですね。
    でも、仰る通り、今まで出てきた歌を工夫して使うというのは、難しくもあり、楽しくもあります。
    なので、そう言ってもらえてホッとしました。

    ただ、あまりに作中で歌わなさすぎるのもあれなので、読まれている方から忘れられない程度には歌を挟みたいかな、と思います!
    タイトルにも「鎮魂歌【ばんか】」と入っていますしね!
    「歌はどこいった!」と言われない様にはしたいです(笑)。
  • 新巻様

    そうなんですよね……!
    歌には、著作権、というものがありましてね……。
    最近の童謡唱歌も、そういう意味で入れることが出来ません。素敵な歌が多いのですけどね。流石に著作権料払って……は無理です。

    童謡唱歌は、本当に攻撃的ではないですよね(笑)。
    なので、カイリに戦っている最中に歌わせる時は、色々考えることが多いです。

    得意技一本でやっていくのも、主人公らしい……。
    おおお、そう言ってもらえると安心します。ありがとうございます!
    「雪」は、カイリにとってかなり強みのある聖歌だと思いますので、これからもよく出て来ることになると思います(笑)。
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