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昔の文章を読むと身悶えするよね

と同意を激しく求めたい。

実は、非公式の自主企画に「囚われの魔王」を恥ずかしながらも投げ込ませて頂きまして。
自分の中では、古いし結構拙いけど、個人的には結構気に入っているし!これが自分の小説だー!という意気込みで投げ込んだのです。

で。

良い機会だから、もう一回読み返しみようと思って読み返してみました。
結果。


撃 沈 。


いやあ……。
二年以上前の文章って(下書きの時点では、更に前)、本当、恥ずかしいですね……(遠い目)。
小説そのものを書き始めた頃から思っていましたが、少し前の文章でも、結構恥ずかしくなったりします。

カクヨムのフリーズから立ち直った頃にアップしたので、まだまだネットで読む配慮も足りていないなあと思いながら読んでいました。
場面転換の行間が、この頃は五行しかなかったのかと驚いたり。
文章も今とちょっと違うな、とか。
ちょっとした回想シーンのつなげ方が今と全然違うな、とか。
構成、今ならこうするな、とか。
色々、昔では気付けなかった点が多く、身悶えしまくっておりました(笑)。
……いえ。

今でも、「これが自分の小説だー!」と胸を張って言えるんですけどね。

王道だし、勇者だし、魔王だし、王道だし(重要なので何度でも言う)、好きな要素詰め込みまくっていますし。
しかも、「世界のばんか」などに比べて、そこまで不穏じゃないんですよ(?)。いや、不穏なんですけど。
それに、今よりもずっと王道。
何か素直な小説だな、といいますか。今の小説が、どれだけ捻くれているかが分かる小説です(笑)。
それに、身悶えしてもやっぱり思い入れのある小説です。不思議ですね。
そういう小説って皆様もあるのでしょうか。好みを詰め込んでいるからなのか?


しかし、改めて読み直して思ったのは、この「囚われの魔王」は私の原点が詰まった小説だな、ということでした。


ここには、私の書きたいテーマががっつり書かれている。自分の書いている小説全てに共通するテーマが、きちんと素直に息づいている。
十五、六万(多分小説一冊分)でまとめる努力とかもしていますし、そういう意味では色々頑張っていたんだなあとも思いました。

後は、ここにアップする前、自サイトを持っていたのですが。
そこでアップしていた癖が出ているなと発見して驚きました。
自サイトでは、一話一話アップする時、モノローグっぽいものを少し書いてから、行間開けて本編という風に書いていたんですね。
それが、この「囚われの魔王」では如実に出ているなあ、と。
ワードにががっと書き込んだ話だったのに、そういう癖が出ていたのかとビックリです。

何だか読んでいて、悶えまくったんですが、どこか懐かしくなりました。
あの時の気持ちも甦りましたし、昔の小説を読み返すのは大事なのかもしれないと、改めて思い出させてもらいました。
あと。


この頃も、やっぱりちょっと捻くれていたな、とも思いました(笑)。


名前、主人公はアリスティード。ヒロインはクレスティアというのですが。
これ、愛称にすると、主人公が女、ヒロインが男に聞こえる様に名付けました。
この頃から、王道を書いているはずなのに、どこか捻くれた要素を入れるというのがよく分かる象徴でしたね!(笑)

えー、ごほん。
とにかく、自分の原点や軌跡が見える瞬間でした。貴重な体験をありがとうございます(笑)。


そして。
「黒き翼」も、きっと身悶えするんだろうなあ……と思いつつ。
そろそろ番外編(絶対長い)も書きたいので。もう一度その内最初から読み直そうと思います。
リヴェル達好きだしね!また会いたい!

当然、「世界のばんか」も順調……?に書き進めております。
少し前にようやく外国に辿り着きました。
相変わらずカイリは別の意味でモッテモテです。カイリはちっとも嬉しくないでしょう(笑)。


そんな「世界のばんか」は、多分そろそろ更新予定。
ようやくエリック編後編です。ははははは。

11件のコメント

  •  ええ、しっかりと読ませて頂きますよ、和泉様の黒歴史(笑
     私は酷い頃の作品はアップしていないので。
    (言うても、三年前の作品はあがってますが)
     ウチの奥さん曰く、読むに堪えない代物だったそうな。
     そんな事言われたら、読み返す気にもなれんわ!

     参加者が少ないので、意外と早く読みに伺えそうですよ。
     非公式とは言え、たった三人って言うのは寂しいですねぇ(汗
    「世界のばんか」も楽しみにしております。
  • 和泉さーん! おはようございます。

    何を言ってんですか!
    『囚われの魔王』は、スニーカー大賞1次選考通過作品じゃないですか!

    プロの目で読んで、「むむっ」と唸られたわけですよ。
    これは、胸を張るべきだと思います。

    ……まぁ、昔の文章に身悶えするってのは分かりますけどね。
    (執筆歴だけ言えば、私は無駄に長いですから。二年なんて、ついこの間~)

    昔の作品ほど、原点であるような気がします。
    現在連載中のやつ、まさにそれですから。
    (冒頭を書いたのは、高校生のときだったような気がする。ほどんど書き直したけど。
     部分的に、中学生のころのこだわりも残っているし)
    あれは原点であり、かつ集大成です。やっぱり「あれ」に戻ってきちゃったんだなぁ、と思います。

    そして、『世界のばんか』。
    エリック編前半は、周りからじわじわと、間違いなく追い詰められているのに、明確な形が見えてこないという、なんともエリックな感じでした。
    これから、いよいよ? ですか。

    (カイリが窮地に陥るのが目に見えているので)楽しみではないような気がしないでもないですが、楽しみにしています。
    そして、その先の、カイリのモテっぷりも期待しています(たぶん、期待したら可哀想な類の期待なんだろうなぁ、と思いつつ)

    こちらでは、やっと秋らしくなってきた、という感じですが、和泉さんのところはそんなレベルではない寒さでしょうか。(偏見だったらごめんなさい。分からないんですよぅ)
    どうか、無理はなさらず、ご自愛ください。
    だって和泉さん、いろいろ、お忙しそうなので。
  • えーきちさん

    く、黒歴史ではないですよ?(笑)
    ただ、昔の文章(二年以上前で、もう昔……)って、やっぱり恥ずかしいのですよね、と再認識したのでした。一年前の「黒き翼」も、もう駄目かもしれません……(笑)。
    今ならこうする、という風に思えるのなら、成長しているのかなと思える、というか思いたいですし。

    私の黒歴史は、むしろ「囚われの魔王」より前の作品ですね!
    設定的には気に入っているのがあるのですが、あれをそのまま掲載は絶対無理!という。

    私としては、えーきちさんの黒歴史小説が見てみたいです(笑)。

    拙い「囚われの魔王」ですが、どうぞよろしくお願い致します!
    もしかしたら、十万文字以下で、かつ完結、というのが意外に難しいのでは?と思ったり。
    ……いえ。私が、十万文字以下の作品が無いっていうだけなんですけどね!
    「黒き翼」も三十五万文字ですからね!本編完結だけで、三十五万文字ですから!(笑)


    そういえば余談なのですが。
    「ようこそ、街の印刷屋さんへ!」の前回の感想。
    余裕ぶっこいているとか言いましたが、もしかして時間稼ぎ?と後から思いました。
    そうでないと、煙草を吸ったりするあの行動が不可解だなあ、と。そうじゃなければ、すぐさま助けそうな気もしますし……と想像を巡らせていたのでした(笑)。
  • 月ノ瀬さん

    こんばんはー!(時差)

    そう、未だにビックリです。そういえば、一次選考通過していたのですよね、あれ。月ノ瀬さんに教えてもらわなければ知らないままでした(笑)。
    でも、今回ざっと読み直したのですが、読めば読むほどよく一次も通過したな、と思いました。
    何か光るものが少しでもあるのであれば、私としてはとても嬉しいことです。一次でも通過した、というのはやはりすごく嬉しかったですから。

    でも、今リメイクしたら、もっとこうする!と思うのも事実です(笑)。

    そう思うということは、成長している!
    ……そう、信じたいと思います(震え声)。

    何だか、「黒き翼」もそうなのうですが、「世界のばんか」もあと一年したら、冒頭とか恥ずかしくなるのかな、と今から戦々恐々です(笑)。
    でも、どのお話も、文章は恥ずかしいのですが、設定とか内容、キャラは大好きなのですよね(開き直り)。
    やっぱり、好きな要素を詰め込んでいるからなのでしょうか。愛着が湧く、というか、やはり好きでないと書けないのかも、と再認識しました。

    私も、執筆歴は長い方だと思います(笑)。
    二年もついこの間、です、が。
    私、半年でも「恥ずかしい!」ってなることが昔はよくありましたので。あんまり「ついこの間」の感覚が無いのかもしれません(笑)。

    昔書いたものって、粗削り過ぎるけど、やはり原点というか、書きたいもの、伝えたいものって詰まっている気がしますよね。
    月ノ瀬さんも、そう、昔書いたものをということでしたので。
    そういう、昔から大事にしている部分を持って挑んでいるのだろうな、と勝手に思っております。
    私も今回「囚われの魔王」を読んだ時、「世界のばんか」でも書きたいと思っているものがここにある、と唸ってしまいましたし(笑)。やっぱり戻るものなのだなあ、と。


    「世界のばんか」本編は……。
    前半は何だかもやもやっとじわじわっとする感じでしたが。
    後半はそこまでもやもや、とはしない……?かもしれません。
    どちらかというと、終わった後が勝負、という感じな気がしまもごもごもごー。

    とにかく!
    カイリは下書き最新でも、モッテモテです。カイリは大変です。
    いっそ、女性にモテモテになれば良いのにね!と。……モテモテ?
    ケントやレインの方が遥かにモテますね。諦めましょう。

    北海道のこの時期は、もう既に寒いです(笑)。気温だけ見るとそんなことは無いのですが、他の都(道……じゃない)府県とは明らかに寒さの度合いが違います。気温が高くても寒いです。
    なので、偏見ではありません!正しいです!(笑)
    風邪ひかない様に頑張りたいと思います!

    月ノ瀬さんも、しばらく忙しいと前に仰っていたので、体調には本当にお気を付けください。
    冬は、もうすぐです。雪がやってきます……(笑)。
  •  私の黒歴史は未来永劫封印しました。
     なんて、やっぱり和泉様と同じようにストーリーは好きなので描き直すかもしれません(笑

     サカエくんの余裕加減ですか?
     どうなんでしょうねぇ(笑
  •  あ、あと、サカエくんはタバコを取り出しただけで吸っていません。
     壊れたバイクから気化するガソリンが気になって、吸わずに仕舞っていますよ。
  • 昔の作品はそうした機会でもないと、読み返すことがあまりないのですね?
    と思いました。

    私はスランプの時とかによく読み返してました。
    成長もしないけど凹みもしない塩梅がちょうどよくて。


    これぞ自分の物語だと思える作品があるのは素晴らしいことですね!!
    すごいなと思います。

    これが自分みたいなものはないなぁと思って、まっすぐ書こうとしてもクセの強い文章になってしまうので、むしろ自分を消したい、でも自分にしか書けなものも書きたいし、どっちなんだろう状態ですね。
    このへんは面倒くさいのでもう考えないように障子を閉めてます。

    もちろん、読み返せない話もありますね。(遠い目)
    そういうのに限って消せない形になって残ってるんですよね!
    前回のそのいやらしい名前連呼しちゃダメだよっていうのも、がっつりサークル誌になって残ってるしっ。(誰か突っ込んでくれてもよかったんだよ!?締め切り二日破ったせいかナ!?)


    新しい話が思いつかないので、古い話をメイキングして完結させようと思ってますが、不思議なのは当時の文章が残っているとリメイクが難しくて、話のアイデアだけだと今の感覚で書きやすいなと感じています。

    昔のというか、その話のノリが今はもう書けないのに途中で終わってて、今から続きを書こうとしてもうまく生かせず、別物になって魅力を削いでしまいそうです。

    曲みたいにカバーしたいわけじゃないという微妙な葛藤。

    似たよう問題で、完結した作品の続編を最初の話と同じくらいの新鮮さで書けないか問題もありました。
    (私の中では続編を書く時に、最初の話のことを一切出さないという案が出ています。やってみたい)

    「囚われの魔王」は最初の始まり方がとても魅力的で、引き込まれました。切ない匂いもしていてまだ読み進められていないのです。

    「ばんか」を追う前にそっちの方を読むことになると思いますが、もっと深海に潜らないと余裕ないなあという感じでございます。

    勢力の強い台風も近づいておりますので、諸々お大事にしてください。
  • えーきちさん

    黒歴史を封印されてしまいました!
    もし、書き直してアップされていたら、是非とも読ませて頂きます!

    サカエさんとおじいちゃんの活躍を心より期待しております(笑)。
    って、あれ、煙草、そうでしたか。
    最新話を読む前に、もう一度確認します!あの時は、余裕に目を奪われ過ぎたようです(笑)。
  • 日竜さん

    昔の作品は、そうですね、ふとした時に読み返したりはしますが、普段はあまり読まないですね。
    何というか、今の話の下書きを書き溜める方を優先しているので。
    特に、私は読んでいる最中の作品に多少なりとも影響を受けてしまうので、昔の作品を読む時も、ちょっと注意しなければならないのです(笑)。
    もちろん、それが良い具合に作用する時もありますし、今回みたいに良い刺激にもなったりします。

    逆に、スランプの時に読めるというのは凄いですね!
    私は、スランプの時はとにかく書き続ける、趣味に没頭する、ドラマ、漫画、小説を読む、観る、という感じなので。

    いえ、きっとその考えで書いている小説それこそが、日竜さんだけの小説なのだと思います。日竜さんの色、というのがどの作品にも、それこそまとめにも表れていますし。
    私は、何というか、書くものが一貫しているなあ、というのを再認識した感じでした。
    読んでいると、「私が考えそうな内容だな」と納得してしまうと言いますか(笑)。そんな感じです(どんな感じ)。

    読み返せないもの、やはりありますか!
    そう、私も紙という媒体で残っているものが……いや、捨てれば良いだけなのかもしれませんが。捨てるのには勇気がいるのです。
    そして、締め切りは大事なのですよ?(笑)

    古い物語をリメイクするのが難しい、という感覚は私にもあります。
    多分「囚われの魔王」をリメイクする場合、どうしてもその時書いた癖みたいなものが、名残として残ってしまいそうだな、と思うんですよね。
    昔の書き方に引っ張られると言いますか。今はあまりこういう書き方をしないのにな、と思いながら、引っ張られる様な。
    アイデアだけの場合は、今の自分の書き方で展開出来るので、確かに書きやすいですね。

    昔に書いたもの、途中で終わっているの、私もあります……っ。
    そして、最後まで読みたいけど、今と昔だと、明らかに書くテンションというかノリが違うのですよね!
    何だか、書いたところから別物になりそうな予感がしまして。そうです、分かります……!切実。
    カバーとリメイクは違う。そして、リメイクは当時に文章が残っていると難しい。凄いジレンマです(笑)。

    完結した作品の続編ですか……。
    同じキャラで続きを書くか、完全にキャラを一新して世界観だけ一緒にして書くか、というのがありますよね。
    私はキャラを一新する場合は、続編というよりは、連作に近くなるかなあ、という感じで書きそうです。
    同じキャラで、前の話を一切出さない、というのは確かにやってみたいです、が!私には出来なさそうな予感がぷんぷんします(笑)。
    連作は昔よくやっていたので出来そうなのですが、その場合明らかに前の話が出てきますし。

    「囚われの魔王」、最初の方を読んで下さっていましたよね。ありがとうございます!
    執事は、あのまま突っ走ると思います(笑)。
    切ない匂いはその通りで、落差が激しい物語なのではないか、と。「黒き翼」よりも、コメディ部分は振り切っている……かもしれません。

    日竜さんのペースで、お越し頂ければそれが一番嬉しいです。

    日竜さんも、台風お気を付けください!
    北海道は日曜日にやってきそうです。……ははははは(遠い目)。
  •  こちらに失礼いたします。
    『囚われの魔王』、とても面白かったです。
     今とは確かに表現が違うなぁと感じましたが、物語を読み進める上での違和感はあえりませんでした。
     とにかく、ストーリー展開がいい。
     次へ次へと読み進めたくなりました。

     疑問に思ったのは、なぜすぐにアリスを殺さなかったのか。
     ハウエルが絶望に歪む顔を見たかった。と言うのもわからなくはないのですが、こういった物語で私はいつも疑問に思うのです。
     生産性がない、と。
     世界を滅亡させたいという敵は滅亡させたあとどうするのかとか、人間を滅ぼしたいという敵は滅ぼしたあとどうするのかとか、その理由に生産性が見られないのです。
     今回はハウエルの人間が絶望に歪む顔が見たいとのことです。少しばかり、理由として弱く感じました。
     理由が弱いと言うか、漠然としていると言った方がいいですかね。昔、勇者に恥をかかされて、並々ならぬ恨みを持っているとかならまだ理解できるのですが。
     そして、ハウエルって結局小者感半端ないですよね。
     取りあえず邪魔者は早く片づけたいと考えないかなぁ、なんて。
     しかし、それが駄目と言う訳ではないので。あくまで私個人の感想です。

     この15万文字はキレイに纏まっていると思います。
     私は多い文字数を否定する訳ではありませんが、実は賛同もしていません。
    『世界の挽歌』は面白いですし、どんどん続きを読みたいと思います。しかし、文字数が多いと読まずに最初から逃げて行ってしまう読者も多いですから。そして各章のラストが本一冊分のエンディングと仮定すると、そこに最高のエンディングを持ってくるのが難しいと思うのです。私は『世界の挽歌』の第一章が最高のエンディングだとは思っていません。もっと最高のエンディングが待っていると思っています。
     なので、本一冊分の完結作品を募集した訳です。
     和泉様の『囚われの魔王』は、確かに本一冊分の最高の話だったと思います。企画への参加、ありがとうございました。
  • えーきちさん

    長い物語の旅路、お疲れ様でした!
    自分で読み直した時、「文章だいぶ違う、読みづらいかも、大丈夫か」と結構不安もいっぱいだったので。
    違和感が無かったと仰って頂けて本当に安堵しました。ありがとうございます。
    自分が書く物語は、割とスロースタートな感じが多いので、次へ読み進めたくなる力があるというお言葉は、とても励みになります。

    ハウエルのその件。実を言うと、前にも誰かが仰っていた気がします(笑)。
    迷ったのですが、結局ハウエルの動機はそのままでいってしまいました。

    私もよく思います。人間を滅ぼしつくした後とか、世界を滅亡させた後とか、その後どうするの?と。実は、別の物語では、ずばりその点を指摘している主人公の物語もあったりします(笑)。
    ただ、こういうことを考えるキャラって、多分その後のことって考えていないのだろうなあ、と。しかも、こういう点を指摘してくるキャラが総じてあまりいない様な気もします。

    そして、この残忍な、人の絶望する様を見たい、ぐちゃぐちゃにしたい、というハウエルは、多分滅ぼしつくしたら、今度は同族で同じことをするんじゃないかな、と。クレスやシエルにしていた仕打ちを見て思っていたりもします。
    こういう存在は、自分以外の生き物がいる限り、欲望はそちらへ向いていくのではないだろうか、と。
    ケイトというキャラは「自分達は違った」と言っていましたが、そういう存在は確かにいるのではないか、と。個人的に思ってもいます。

    ただ、その部分を十五万文字以内で書ききれなかった、というのは反省点でもあります。
    次回があったら、その点がっつり書いてみるのも良いかもしれませんね!(課題が出来ました)

    ハウエルは、はい、小物です。その通りです。
    小物じゃない大物なラスボスは、別物語に託しました(笑)。


    文字数が多い物語は、逃げていってしまう、というのは私も同意します。
    私自身、多いと「どうしようかな」と迷うこともありますので。
    やっぱり尻込みしてしまいますよね。特にネット小説だと傾向が顕著かなあ、と。

    「世界のばんか」は、何処かで書いたと思いますが、最初は教会に来て二、三エピソードを書いたら終わりの想定もしていました。
    ただ、それだと書ききれない部分があったり、キャラが多すぎたので……今までで一番長くなりました。
    何となく、自分が書きたいことを思いきり書く小説に、生贄として選ばれた気がします(笑)。

    最高のエンディングは、難しい。
    仰る通りで、今から戦々恐々です。
    一番書きたいのがラストなので、それまでで一番盛り上がるエンディングを書けたら良いなあ、……と思っております。
    そして、長すぎるからこそ、それでもついてきてくれる方には感謝してもしきれません。ありがとうございます。


    そして、「囚われの魔王」にも、とても嬉しいお言葉をありがとうございました。
    何だか、とても勇気付けられました。そのお言葉は、最高の褒め言葉です。
    企画に参加させて頂いて、最後まで読んで頂いて本当にありがとうございました!
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